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記事全文を読む→稲川会が主導「旭琉會」新会長が関東主要7団体と初顔合わせ
今年4月に事務所の火災で先代の糸数真会長が急逝した旭琉會(沖縄)は、6月27日に知念秀視会長のもと、新体制をスタートさせた。そして7月16日、襲名挨拶のため横浜市内の稲川会(東京・内堀和也会長)の施設・「稲川会館」を訪問し、関東の主要ヤクザ団体トップと初顔合わせを行ったのだ。
当日、稲川会館では、早朝から多くの組員が出迎えの準備に当たっていた。本誌を含むメディアが午前10時前に現着すると、会館の外には警視庁、神奈川県警の捜査員らが大挙して様子をうかがっていた。午前10時を回り、稲川会の貞方留義理事長に続き、内堀和也会長が到着。敷地内の稲川聖城初代の胸像に一礼し、内堀会長は会館に足を踏み入れた。地元組織の関係者が言う。
「旭琉會の一行が糸数会長組葬に参列した団体への返礼で関東一円の組織を順次回ったことを受けて、遠路はるばる訪れる旭琉會側の負担軽減につながるとの発案で、稲川会サイドが音頭をとって、会館に関東の組織が集まるよう声をかけたようだ。それに応えて、関東主要7団体の大集合が実現したことになる」
旭琉會との会合に臨むのは、ホスト役の稲川会が内堀会長、貞方理事長、池田龍治総本部本部長の3名で、来場した関東組織からは2名ずつとの取り決めが先になされていたようだ。
その後は続けざまに客人が稲川会館に現れる。到着順に参加組織と会合の出席者を列挙すると、松葉会(茨城・伊藤芳将会長)から関孝司理事長、佐竹常機総本部局長、東声会(東京)から小澤達夫会長、相馬雄二本部長、住吉会(東京・小川修司会長)から児島秀樹会長補佐、小坂聡会長代行、極東会(東京)から髙橋仁会長、宮田克彦理事長、関東関根組(茨城・大塚成晃組長)から長濱旨男本部長、小林大倫組織委員長、双愛会(千葉)から椎塚宣会長、吉井勝明幹事長が、稲川会組員が列をなして出迎える中、次々と入場したのだ。
ややあって、旭琉會一行が会場に到着したのは午前11時半頃だった。アテンドした稲川会・小林稔組織委員長らに導かれ、新当代である知念会長を中心に狩俣茂三会長代行、新垣修理事長、百名宜一本部長、上原芳正理事長補佐、満元幸次事務局長の6名が堂々と入場してくる。一行は関東ヤクザ組織の首領たちが待つ会館内の応接室に入っていった。
「出席者以外の来場者は会館の外で待機していた。会場では襲名披露の挨拶を済ませた旭琉會一行を労うように食事会が開かれ、懇親の席が盛り上がったようだ。旭琉會一行が会場から退去したのは約1時間後だった」(地元組織関係者)
旭琉會一行の退去に続き、各組織の出席者が稲川会館を後にした。そして内堀会長、貞方理事長も帰路につき、関東のヤクザ組織が一堂に会する異例の外交イベントが無事、終了したのだ。
その前日には、旭琉會一行の姿は、愛知県津島市にあった。市内にある四代目弘道会(会長=野内正博幹部)関連施設を訪問し、六代目山口組にも襲名の挨拶を行ったのだ。
午後0時半頃、中部国際空港に旭琉會一行が到着すると、山口組から野内幹部ら数人が車両2台で出迎えた。約1時間後、送迎車両が関連施設に到着。先頭車両の助手席に野内幹部が座り、後部座席に知念会長だった。野内幹部のエスコートで車から降り立った知念会長は少し緊張気味の表情を見せた。
事務所では、竹内照明若頭(四代目弘道会総裁)ら山口組執行部メンバーと直参衆合せて約20人が出迎え、知念会長は司組長の名代である竹内若頭に継承の報告を行ったという。
約20分間の滞在ののち、竹内若頭らの見送りを受けて、旭琉會一行は帰途についた。再び沖縄へと戻り、翌日の関東上陸に備えたのだ。
こうして旭琉會を主役とした、ヤクザ業界の「真夏の一大外交」は終了したのだ。
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