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記事全文を読む→「要注意」情報が出回る広島の剛腕ターノックが「別人」になって「最下位争いに消耗」惜しすぎる使い方
バンテリンドームナゴヤで行われた9月1日の中日×広島戦は、広島の床田寛樹が8回1失点と好投し、勝利した。8月30日に広島がヤクルトに勝ち、中日がDeNAに敗れたため最下位が入れ替わり、5位・広島、最下位・中日の順となっていた。9月1日の直接対決で広島が勝ったことで、両チームのゲーム差は1である。
出色なのは、9回を締めた広島のターノックだろう。セーブポイントが付く場面ではなかったが、150キロ台後半の剛速球を連発。二者連続三振を含む力投で、最後は石川昂也を三塁ライナーに打ち取った。中日球団関係者が嘆息する。
「『ターノック要注意』の話は出ていたんです。ファームでは無双状態で、8月26日のDeNA戦で約1カ月ぶりの1軍復帰登板を果たした際も、150キロ台後半の剛球を投げていました。前半戦は四球で走者をためて、ストライクを取りにいったところを痛打されていた。それとはまるで別人です」
ターノックは先発投手としてスタートしたが、6月27日の阪神戦から中継ぎに配置換えされた。その試合で「剛腕の片鱗」を見せていたのだが、翌28日には右股関節唇の損傷が発覚し、チーム離脱となる。
中継ぎへの配置転換は先発で結果を出せなかったからだが、2月の日南キャンプ中、新井貴浩監督は、
「いい真っすぐを投げる。威圧感がある」
と第1クールの時点で絶賛していたそうだ。
「ウチに来い」というラブコールに変わるかも
アメリカでのキャリアを確認すると、昨年はマイナーで29試合に登板。うち先発は19試合で、イニング数を上回る奪三振を記録していた。
「ケガが多く、メジャー昇格のチャンスを掴んでもモノにできず、マイナー数球団を渡り歩いていました。先発でやっていきたいようですが、中継ぎが合っているのかもしれません。剛速球を投げる力投型で、でもその出力をもち堪えるだけの体の強さがないんです」(アメリカ人記者)
中継ぎ再スタートとなった8月26日は、大瀬良大地もブルペン要員としてスタンバイしていた。中日との「最下位脱出争い」でスタートした9月だが、8連戦の後に9連戦というタイトスケジュールになっている。
新井監督は「リリーバー・ターノック」に自信を持っているのは間違いなさそうだが、剛腕を最下位争いに消耗させるのはもったいない限り。契約年数は正式には発表されていないが、単年のようだ。広島戦で確実に勝ちを拾いたいために出た他球団の「要注意警報」が、「ウチに来い」という「ラブコール」に変わるかもしれない。
(飯山満/スポーツライター)
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