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記事全文を読む→漫画家・弘兼憲史の男子厨房に入るべし!〈魚肉ソーセージ〉「昭和の食べ物」の代名詞は令和の高コスパ食で再注目
ソーセージやハムなどの加工肉は常備しておくと、付け合わせとして使える便利な食材です。
例えば、朝食の際、目玉焼きを作るついでにソーセージを一緒に焼く。お皿にちぎったレタスやトマトを盛ればファミレスのモーニングの出来上がりです。
ジャガイモとタマネギをフライパンで炒め、ソーセージを加え、塩、胡椒で味付けをすれば「ジャーマンポテト」の完成です。
ソーセージは代用肉として肉野菜炒めやカレーに入れるのもオススメです。
市販の冷凍炒飯でも活躍します。最近はレンチンすれば食べられるものがほとんどですが、やはりフライパンで火を通したほうがおいしい。先にスクランブルエッグを作って別皿にとっておき、ソーセージを適当な大きさにカットして冷凍炒飯とスクランブルエッグを一気に炒めれば、絶品炒飯が味わえます。
そういえば、最近、昭和の食べ物の代名詞だった「魚肉ソーセージ」が高コスパ食品として話題を集めています。
値段が200円前後と安く、タンパク質、カルシウム、DHAなどの栄養素が手軽に取れることが人気の理由みたいです。卵と炒めたり、マヨネーズと醬油で味付けする「マヨしょうゆ炒め」など、さまざまなレシピが開発されています。
昭和の時代は、ソーセージやハムは高くて、なかなか手が出せませんでした。当時は魚肉が断然安くてお買い得だったのです。八百屋さんで学生が、自分のおこづかいで買えるほどの値段だったのですから。
私も学生時代にはよく「魚肉ソーセージ」を食べました。といっても、どちらかといえば、おやつ感覚でした。机の引き出しに入れておいて「いちおう魚だからスナック菓子を食べるよりは体にいいだろう」とお腹が空いた時によく食べていました。
当時は魚肉ソーセージの他に「魚肉ハム」もありました。ちなみに、前者は主に魚肉をすり身にしたものを原料としているのに対し、後者は魚肉の肉片を塩漬けにしたものが原料です。
私の中・高時代、昼食は弁当でした。僕の実家は山口県岩国市の呉服屋で、母親は店の仕事で忙しいため、代わりに祖母が弁当を作っていました。ところが、明治生まれの祖母は裕福な家庭で育ったお嬢様で、料理はおろか家事全般、ほとんど何もできませんでした。
おかげで私の弁当は、昨日のおかずの残りのきんぴらがちょっと入っているだけとか、ご飯の上に焼きたらこ1個だけ‥‥というありさまでした。それで、弁当を自分で作り始めました。卵焼きの「黄色」と野菜の「緑色」や煮物の「茶」はあるけれど、それだけだと何となく色が足りない。そこで「赤」をプラスするために、フライパンで焼いただけの「魚肉ハム」をよく入れていました。緑・茶・黄・赤が並んだ弁当箱を見て「これでいい見栄えになった」と満足していました。
ちなみに昔の魚肉ハムは四角でしたが、今はほとんど丸くなってしまったんですね。時代は変わったなぁとしみじみと思いました。
弘兼憲史(ひろかね・けんし)1947年、山口県生まれ。早稲田大学法学部卒。松下電器産業(現パナソニック)に勤務後、74年漫画家デビュー。以来『課長 島耕作』『黄昏流星群』などヒット作を次々生み出している。07年には紫綬褒章を受章。
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