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記事全文を読む→【京成杯AH・セントウルSの大ヒント】警報級の大雨「超極悪馬場」を手ぐすね引いて待つ「人気なし不良実績馬」
今開催からJRA秋競馬の重賞戦線が東西でスタートする。
3歳馬以上の混合重賞レースでいえば、9月5日(土)にGⅢ・京成杯オータムハンデキャップ(中山・芝1600メートル)、翌6日(日)にはGⅡ・産経賞セントウルステークス(阪神・芝1200メートル)が行われるが、両重賞とも「馬場状態」が馬券作戦を組み立てる上で大きなカギを握ることになるだろう。
というのも、気象庁は沖縄本島近海で迷走し続ける台風24号と本州付近に停滞する秋雨前線の影響で、土日を挟んだ週明けにかけて九州から東北までの広い範囲で「警報級の大雨」になると警告。場合によっては競馬の開催自体が危ぶまれる事態も考えられるが、
開催となれば超極悪馬場になる可能性が高いからだ。
おそらく中山、阪神ともレース当日の芝コースは出走馬の足首まで水が浮く不良馬場。となれば、狙って面白いのはズバリ、極悪馬場に実績のある「道悪の鬼」、それも「大穴の人気薄馬」である。今回は大胆不敵に攻めてみたいところだ。
京成杯AHで抜擢したいのは、重馬場以上の道悪の芝コースで「3戦して1着1回、2着1回」の実績を持つクランフォード(牝5)。なによりも実際に不良馬場で行われた前走のGⅢ・関屋記念(新潟・芝1600メートル)で、8番人気ながら2着に粘り込んだレース内容は「道悪の鬼」を証明する走りだった。
外差しがズバズバ決まるケースは考えにくい
今回はその関屋記念を叩いて臨む一戦。出走メンバーを見ても能力的にさほどの差はなく、しかも全くのカラ人気である。開幕週にあたる中山の芝コースは今回、不良馬場でも外差しがズバズバと決まるケースは考えにくく、好位先行から直線の坂下までリードを維持することができれば、勝ち負けに持ち込めるとみた。
一方、セントウルSで白羽の矢を立てたいのは、超大穴のティニア(牡6)だ。こちらも稍重以上の道悪の芝コースで「7戦して1着3回、3着1回」の実績を持ち、勝ち鞍のひとつは不良馬場で行われた長篠S(3勝クラス、中京・芝1200メートル)だ。
今年の出走メンバーを見渡すと、有力各馬との能力差は確かに大きいが、極悪馬場を味方につけることができれば、際どい上位争いに持ち込める可能性は大いにあろう。同馬を管理する池江泰寿調教師(栗東)は「雨が降れば」と色気を滲ませており、父フランケル×母父ジャイアンツコーズウェイの血統背景も、激走を予感させる。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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