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記事全文を読む→藤川阪神「悪夢の9月大失速」1993年とそっくりな「雨天中止続きの過密日程」大きなトラウマ
打てない、勝てない……56イニング連続で適時打なし、そして3戦連続の完封負け。「何もしていないことはない」と阪神・藤川球児監督は言葉少なだ。
ついに6連敗となった阪神の最大の敵は「雨天中止」だ。15日(甲子園)の天気予報も芳しくない。もし中止なら、今季16度目になる。
9月の甲子園の予備日は27日しかない。甲子園が本拠地の阪神にとって、雨天中止による「過密日程」には大きなトラウマがある。なにしろ今季の状況は1993年シーズンとそっくりなのだ。
これまで15度の雨天中止となっている阪神だが、1993年はチーム最多となる27度の中止に見舞われた。前年度2位だった阪神は、この年も優勝候補。大型補強としてダイエーからベテランの松永浩美をFAで獲得し、本気で優勝を狙いにいったが、9月に入って月間18敗と大失速してしまった。
クライマックスシリーズがなかったために、日程は10月に組み込む余裕こそあったが、日本シリーズとの兼ね合いで現在は廃止されている、球団史上最後のダブルヘッダー(10月10日・広島)まで組まれてしまった。
夏場までAクラス争いをしていたチーム状況はうりふたつで、この年の最終成績は4位(63勝67敗2分)に終わっている。
トドメは岡田彰布への戦力外通告「事前リーク」に激怒した
雨天中止による過密日程のトドメは、シーズン中に起きた岡田彰布への「戦力外通告」だった。自身の不振と中村勝広監督との不仲が引き金となり、球団が決断。
シーズン中には打席に向かおうとしていた時に代打を告げられたこともあり、岡田が「引退してからも話をしたことはほとんどない」と振り返るほど、その関係は冷え切っていた。
加えて、戦力外であることを球団が事前にマスコミへリークしていた説が急浮上。これに激怒した岡田が現役続行を決断して、仰木彬監督率いるオリックスに移籍した。
球団は岡田にコーチとしての入閣を打診したが、これも拒否。当時、日本プロ野球選手会会長を務めていたからだった。
阪神はこの年をきっかけに、10年連続でBクラスに低迷する長期暗黒時代に突入。うち6度も最下位という悲惨な結果が続いていく。
はたして歴史は繰り返されるのか。雨天中止が引き金のひとつになったシーズン終盤の成績不振。優勝か、このまま失速となるのか。
(小田龍司)
アサ芸チョイス
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