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記事全文を読む→【今年は10.31】渋谷「迷惑ハロウィン」乱痴気騒ぎの衰退が映す「若者の盗撮敬遠と出費回避」の世相
10月31日はハロウィン。今年は土曜日だが、かつて仮装した若者が街を埋め尽くした東京・渋谷の光景は、すっかり様変わりした。今年の渋谷も、かつての熱狂を抑え込むための厳戒態勢が敷かれている。
渋谷区は「GOODBYE BAD HALLOWEEN(さよなら迷惑ハロウィン)」を掲げ、10月30日から11月1日にかけて、ハチ公像の周囲を仮囲いで封鎖。ハロウィン当日は警備員を延べ約185人、配置するほか、酒類販売の自粛要請や交通規制、ゴミのポイ捨て対策を強化する。
迷惑行為への対策が強化されたことで、かつてのように街全体が仮装客で溢れる光景が再現されるのかどうかは不透明だ。
2010年代後半、渋谷ハロウィンは一大イベントだった。仮装した若者が集まって飲食店に繰り出し、夜の街で非日常を楽しむ。だが路上飲酒やゴミの放置、器物損壊などの迷惑行為が問題となり、渋谷区は来街自粛の呼びかけや規制強化に乗り出した。
しかし街からハロウィンの熱狂が消えた理由は、それだけではなかった。都内在住の20代女性が現実を語る。
「仮装して街中に出ても寒いし、見知らぬ人に盗撮されるリスクが怖い。家で仮装してSNSにあげれば承認欲求は満たされるので、家で友達同士で盛り上がるだけでいいかな」
街に出なくても楽しめるSNSの普及に加え、若者の防犯意識が楽しみ方を変えているようだ。
「街に出るだけでも、お酒を飲んだりしてなにかと出費がかさむ」
さらに、懐事情も無視できない。
「本格的な仮装ってお金がかかるし、それを見せるために街に出るだけでも、お酒を飲んだりしてなにかと出費がかさむ。安い衣装で手軽に楽しみたい」(20代女性)
物価高が続く現在、衣装代に加えて交通費や飲食代までかけるのは大きな負担になる。自宅で手軽に仮装し、写真や動画をSNSに投稿するだけなら、出費を抑えながらハロウィン気分を味わえるのだ。
もちろん渋谷の人出減少には、行政の規制やコロナ禍以降の行動変化も影響している。景気だけが原因とは言い切れないが、かつてのハロウィンは、若者が自由に使えるお金を持ち、街全体で盛り上がる余裕の象徴だったのではないか。
迷惑行為の数々が社会問題になった渋谷ハロウィンの熱狂は同時に、若者の消費意欲や社会の活気を映すバロメーターだったのかもしれない。街から消えた仮装の群れ。今年のハロウィンは景気低迷とともに「お金をかけて騒ぐ時代」の終わりを告げているのだろうか。
(カワノアユミ)
アサ芸チョイス
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