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記事全文を読む→「リリーフで復帰」佐々木朗希が「100マイル超21球」球団記録更新よりも先に摑むべきもの
「22球」の記録更新よりも、摑み取るべきものがある。
佐々木朗希が日本時間9月23日に復帰した。8月26日のブレーブス戦で右手中指のマメが破れ、27日に負傷者リスト(IL)入りしていたが、4回から4番手として登板すると、1回2安打無失点、2奪三振と好投。そもそも9月21日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦の試合後、デーブ・ロバーツ監督が佐々木の復帰とリリーフでの起用を認めていた。
「リリーフ」は明言したが、クローザーではない。イニング跨ぎの起用もありうるとのことだが、この佐々木のリリーフ起用には、色々な意味が含まれている。もちろん、リリーバーの人員不足を補う目的はあるが、「ポストシーズンマッチを見据えた終盤で復帰するにはリリーフしかなかった」というものだ。
現地記者が解説する。
「ポストシーズンマッチは『先発投手4人』が基本形です。ドジャースは山本由伸、タリク・スクバル、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーで臨むようですが、古傷の股関節を痛めたスネルがどうなるのか、ちょっと心配されていました」
この先発4人を見ると、右投げ投手は山本とグラスノーで、左投げはスクバルとスネル。スネルが万全でなければ、代わりの先発を用意しなければならない。
しかしロバーツ監督は「投手の左右のバランス」を気にするタイプ。その性格を念頭に、スネルが投げられない状態であれば「左腕のジャスティン・ロブレスキーをリリーフから先発に回すのではないか」との予想があるが、
「ロバーツ監督は確かに左右のバランスを気にしますが、それに固執する性格ではありません。スネルが投げられないのなら、他に調子のいい投手を先発に回します」(前出・現地記者)
佐々木よりもスネル復帰かロブレスキーを優先
スネルは9月17日のレッズ戦に先発したが、古傷が再発して緊急降板。その後、スネル自身が「大丈夫、ペナントレース終盤にもう一回、投げられる」と地元メディアに話していた。
そのスネルの回復具合を公表する前に、ロバーツ監督が佐々木のリリーフ起用を明言したということは、スネルの復帰か、ロブレスキーに先発を託した方がいいと判断したのだろう。少なくとも、ドジャース番の米メディアはそう判断している。
佐々木には「1試合100マイル(160.9キロ)超え21球」なる球団記録がある。これは先発登板で作られたもので、リリーフともなれば最初から全力投球をしてくる。イニング跨ぎのリリーフ登板ならば、記録更新は必至。23日の復帰試合でも、160キロ超の球を投げ込んでいる。
だがこんな記録よりも、佐々木に摑んでほしいのは先発投手としての信頼だ。
(飯山満/スポーツライター)
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