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記事全文を読む→【スプリンターズSの大ヒント】オークス惨敗から「距離半減」スターアニスの出走決断が理にかなう「短距離適性の圧勝レース」
9月27日(日)に行われるGI・スプリンターズステークス(中山・芝1200メートル)に、桜花賞馬のスターアニス(牝3)が出走してきた。
スターアニスは重賞初挑戦となったデビュー3戦目のGⅢ・中京2歳S(中京・芝1400メートル)で、1着馬とタイム差なしの2着(1分19秒4の走破タイムは2歳馬のJRAレコード)と肉薄。その後、GI・阪神JF(阪神・芝1600メートル)⇒GI・桜花賞(阪神・芝1600メートル)を快勝して勇躍、牝馬クラシック戦線の第2弾にあたるGI・オークス(東京・芝2400メートル)に駒を進めていった。
この時、筆者は本サイトで陣営のレース選択について、次のように指摘した。
〈父ドレフォンはダートの短距離戦線で名を馳せたスプリンター。配合によっては芝の中距離戦線で活躍した産駒も輩出しているが、牝馬に限って言えば、芝2000メートル以上のレースに延べ61頭が出走して一度も馬券に絡んでいない〉
それだけではない。父ドレフォン×母父ダイワメジャーの産駒もまた苦戦続きで、性別を問わず、同じく芝2000メートル以上での戦績は実に31戦してオール着外。〈血統背景から考えれば今回、スターアニスが馬群に沈む可能性は大いにある〉と警鐘を鳴らしていたところ、案の定、12着という大惨敗に終わったのだ。
ならば、今回のレース選択はどうか。実はスターアニスはデビューから2戦連続で芝の1200メートル戦を使われ、2戦目の未勝利戦(小倉・芝1200メートル)では1番人気の2着馬に7馬身差をつけて快勝している。まさにドレフォンを父に持つスプリンター適性を見事に証明した圧勝劇であり、高野友和調教師(栗東)をはじめとする陣営が下した今回の決断は、理にかなったものだったと言えるだろう。
追い切り後に高野調教師が口にしたのは…
しかも鞍上に絶好調の名手ルメールを配した「勝負がかり」の一戦。オークス以来の休み明けではあるが、ルメールを背に栗東坂路(重)で行われた1週前追い切りは「54.8-38.9-24.8-12.4(馬なり)」と気配は上々。同じく栗東坂路(良)での最終追い切りも調教助手を背に「54.2-39.1-24.7-11.8(馬なり)」と、「万全の仕上げ」をアピールするかのような絶好の動きを見せているのだ。
追い切り後、高野師は次のように、虎視眈々の期待を口にしている。
「(1週前追い切りは)『やり過ぎず、やらなさ過ぎず』でしたが(初騎乗の課題を)クリアできて非常にいい追い切りでした。(最終追い切りは)いいリズムで走らせて最後、無理なく上がってこられればと思っていましたが、その通りの動きでした。ファンの方も予想をする上で『2400メートルからいきなり1200メートルになってどうなるか』と思われるかもしれませんが、私は全然、問題なく走れると考えています」
高野師は牝馬の仕上げに定評のある名調教師。おそらく人気にはなるだろうが、今回はいったん馬券を離れてでも、スターアニスの走りをじっくりと見たいところだ。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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