社会

「橋下徹大阪市長」12月任期満了で後継者候補に意外な名前が…

20150618i

 橋下徹大阪市長(45)が、「大阪都構想」の是非を問う住民投票に敗れ、サバサバした表情で「政界引退会見」を行ってから3週間。大阪を舞台にした熾烈な争いが終結したのもつかの間、政界では「引退決定」直後から、12月の橋下氏の任期満了に伴う次期大阪市長選候補者を巡る動きが水面下で早くもヒートアップしているという。

「大阪のテレビ関係者の間では『橋下徹の後継者』の話題で持ちきりです」

 と語るのは在阪テレビ局に勤務するA氏である。

「今、関西圏で影響力のある有名人に対し、橋下市長引退後の『ポスト橋下』を早急に見つけたい維新の党はじめ、住民投票に勝利した勢力からも『次期市長選に出馬してほしい』といったオファーが続々届いているんですよ。ウチの局の幹部も『大事な出演者を勝手に引き抜くのはやめてほしい』と、苦笑いしていました」

 そう語るA氏が「以前から『ポスト橋下』の2大候補と目されていた」と名前をあげるのが、フリーアナウンサーの辛坊治郎(59)と芸人のたむらけんじ(42)である。

「橋下さんと『そこまで言って委員会』(読売テレビ)つながりで親交のある辛坊さんは、都構想の住民投票以前から『次の市長にどうですか』と橋下市長から冗談めかして何度も言われているそうです。また、たむけんも、都構想についての『勉強会』を開くほど熱心な橋下支持者。彼は以前から橋下市長の特別秘書とも仲がよく、何度も『選挙に出てくれ』と維新サイドからオファーをもらっているようです」(A氏)

 しかしながら、辛坊とたむらについては「本業のしがらみが多く、結局出ないでしょうね」と言うA氏によれば、最近、維新の会が「ポスト橋下」として熱烈オファーを送ったとして話題になっているのが、朝日放送「おはよう朝日です」のキャスターを務める岩本計介アナ(39)。また、毎日放送の河田直也アナ(41)には、維新以外の複数政党が市長選擁立候補として注目していると、在阪テレビ界でもっぱらの話題だとか。

 そして「維新から出馬しても全然おかしくない」という「ポスト橋下」として急浮上している人物としてA氏があげたのが、お笑いコンビ・メッセンジャーの黒田有(45)である。

 しかし、黒田といえば2009年に大阪のガールズバーで店長を殴り、眼底骨折による全治2カ月の重傷を負わせたとして逮捕された「暴行逮捕芸人」。そんな彼がなぜ「ポスト橋下」として浮上しているのだろうか。

「関西以外の人には『ガールズバー暴行事件』のイメージしかないかもしれませんが、こっちでメッセンジャー黒田といえば、関西屈指のコメンテーター。今や完全に事件のほとぼりが冷め、テレビ大阪の『たかじんNOマネー』では、亡くなったやしきたかじんさんに“遺言”として、じきじきに後継指名を受け、司会を務めています」

 そしてA氏は「とにかく黒田は政治関係者からウケがいいんです」と続ける。

「橋下市長が『たかじんNO──』に何度か出演したことから、ようやく黒田に維新関係者が目をつけたようですが、それ以前から、彼は政界から注目されていました。これまで出馬依頼は断っていたようですが、維新の関係者とは意気投合していて、内々に黒田サイドが打診されているそうです。いよいよ出馬もあるんじゃないでしょうか」

 そんな黒田だが「絶対に政界進出できないよ」との声も聞こえてくる。

「あいつは酒癖が悪すぎて政治家なんて絶対に無理」

 と語るのは、吉本興業関係者。

「黒田は飲むと、とにかくひどい。今年に入ってからも番組の打ち上げで共演者の女性タレントにキスしたりむちゃくちゃ。もし政治家になったら『ポスト橋下』じゃなくて『ポスト横山ノック』一直線なんじゃないかな‥‥」

 と、「黒田大阪市長」誕生の期待を打ち砕く証言も飛び出す「ポスト橋下」レース。早くも大混戦の様相を呈し始めているのだ。

カテゴリー: 社会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
都はるみ「引退⇒復帰⇒活動停止」そして矢崎滋と東北ビジネスホテル暮らし/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史
2
元木大介が明かす巨人監督「長嶋茂雄と原辰徳」選手との食事に見る「決定的な違い」
3
前園真聖マヌケ大失態!RX-7を買って運転免許合宿に行ったらひとり取り残された
4
岩城滉一「舘ひろしと昔はほぼ毎日一緒にいた」/テリー伊藤対談(3)
5
藤浪晋太郎と井川慶「メジャーリーグで大失敗」がもたらす「阪神出身投手はダメ」の烙印