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記事全文を読む→花火大会大盛況の今、もう一度考えたい「安全性のハードル」
7月26日夜、静岡県富士市・富士まつりの花火会場で、速射連発花火「スターマイン」の火花が観客に落下。7名の負傷者を出す事故が起こった。斜め打ちされた花火が十分な高さに打ち上がらなかったことが原因だと言われている。
事故を取材したテレビ番組記者はこう語る。
「打ち上げ場所に近い迫力が人気なのですが、観客までの保安距離が富士市の場合30メートル。斜め打ちもOK。東京では40メートルの保安距離を取り、斜め打ちは原則禁止(協議のうえでの許可制)とされています」
近年は、花火の危険性を認識していない人が増えていると語るのは週刊誌記者。
「昔は点火時の事故も多かったのですが、遠隔操作による安全な電気点火システムを鍵屋十四代目・天野修氏が85年に開発。以降、安全性が高まり、少ない人数でも打ち上げが可能になりました。それ以降、手作業による製造で量産できなかった花火も、安価な中国産が大量輸入されるようになり、花火大会開催のハードルが一気に下がったんです。80年代には名のある花火大会は20~30だったのが、いまや全国で大小1000以上も行われるようになりました。もちろん、それだけ数が増えれば事故も起きます。89年の横浜、02年の北海道での花火事故は死者も出ているんです」
花火が直接の原因ではないものの、01年7月に観客が群集雪崩を起こして11人が死亡した事故も、忘れてはならない惨事だ。
美しい花火が気軽に楽しめるようになったのはうれしいが、安全のハードルも下がったのでは本末転倒だ。
(大門はな)
アサ芸チョイス
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