社会
Posted on 2012年03月20日 10:58

東日本大震災「余震、いまだ止まず」(1-3) ベッキー「高齢者のシモの世話」ボランティア

2012年03月20日 10:58

 いち早く3月28日に石巻市入りしたコロッケ(52)は、避難所での炊き出しとものまねステージで被災者を喜ばせた。その後、関係者にこんなオフレコ秘話を漏らしているという。
「僕が行く前に、テレビ局を引き連れて、炊き出ししている画を撮って帰っていった芸能人がいたんです。事前に避難民の人数を確かめず、食料が足りなかった、と。勝手にやって来て『大変ですね』と声をかけ、アッという間に帰っていったと。地元民は『あれは撮影のための炊き出しだ。食べられない人が出るのは、かえって迷惑』と話していた」
 いわゆる「売名」に利用した例だ。ワイドショースタッフが解説する。
「芸能人の被災地入りには、『売名にはいちいち乗るな』とのお達しが局から出ていた。例えば、前もって告知するものは危ないと判断しました」
 そうした不届きなタレントと一線を画すのは、先の元大嶽親方や江頭などだが、坂本冬美(44)、水野美紀(37)の活動もおよそ芸能人らしくない点で、驚きである。スポーツ紙芸能デスクが言う。
「坂本はまったく報じられていませんが、一般人に交じってガレキ撤去作業に従事していた。ああ見えて、意外にガテン系なんです」
 水野も何人かの仲間とボランティア団体に登録。岩手県陸前高田市などの沿岸部でガレキの撤去をやっていたという。
「深夜バスで現地入りし、『これをやってください』と言われた作業を手伝った」(前出・スポーツ紙デスク)
 同じガレキ撤去で、別の評価を得たケースがある。
〈皆さんが安心して眠れる場所を得られるまでは、エンターテイメントは無力だと考える。だから、今は別で役に立てると信じることをやる〉
 自身のウェブサイトにこう書き記し、石巻市へと向かったのは吉川晃司(46)。4月上旬のことだ。防塵マスクにゴーグルを装着し、一般のボランティアとともに作業をしたという。
「自転車のパンク修理もやり、評判は上々でした。ところが後日、そのボランティアをネタにした番組が放送され、さらにそれと連動した著書も出版された。さんざん商売に利用したんじゃないか、と一気にイメージ急降下です」(前出・ワイドショースタッフ)
 昨年8月の時点で、所属事務所関係者が「毎週、(被災地に)行ってるんだよ」と漏らしていたのは、ベッキー(28)。清掃作業などを手伝ったと言われるが、
「避難所では、女性ならではのケアが必要になる場面もある。特に高齢者や要介護者のシモの世話などです。そのために長期でボランティアをしてくれる女性スタッフが本当に不足していた。ベッキーはそれをやった、と聞きました。被災女性の話し相手になるという心のケアもあります」(前出・ジャーナリスト)
 昨年の大みそか、大震災一色だった1年の締めくくりとして、NHK紅白歌合戦に出場した長渕剛(55)は、震災をテーマに作った曲「ひとつ」を絶唱した。ステージは石巻市、門脇小学校の夜のグラウンド。意外にも視聴者を感動させたあのパフォーマンスに、地元住民は渋い表情でこう話すのだ。
「この小学校には津波で100台以上の車が流され、燃え上がった。数多くの遺体が収容された場所でもあります。住民の中には、亡くした家族の思い出とともに、大みそかをそこで過ごしたい人もいた。だから、長渕の中継のために小学校が立ち入り禁止になったことには反発がありました。一緒に歌えるならまだしも迷惑な歌だったんです」
 そうした声にならない声が、世間に伝わることはなかったのである。

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