芸能

亡くなった松田優作「探偵物語」原案者は、もう一方の「男の世界」も手がけていた!?

201512011matsuda

 翻訳家であり作家、そしてハードボイルド小説研究の第一人者であった小鷹信光氏が8日午前8時45分、すい臓がんで死去したことがわかった。

 小鷹氏はダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラーなど、数多くの海外ハードボイルドの名作を翻訳したことで知られているが、もうひとつ、忘れてはいけない重要なタイトルがある。

「小鷹さんといえば、僕らの世代は松田優作主演のTVシリーズ『探偵物語』ですね。作品の原案を担当されて、ノベライズ版も2冊、さらに放送後に『新・探偵物語』という小説を2冊手がけられています」(中堅ライター)

 ハードボイルドという「男の世界」を追求した小鷹氏だが、もう一方の「男の世界」を手がけていることは意外に語られる機会がないという。

「セクシー小説『フランス書院』は、元々翻訳ものをメインに展開していました。その中でも特に売れたトー・クン『女教師』は小鷹氏の手による翻訳なんです」(前出・ライター)

 実は手がけたのは翻訳だけではない。小鷹氏は、フランス書院で外人のペンネームを使っていくつかオリジナルのセクシー小説も執筆していたことを、自著で明らかにしている。

「男と女の関係」もまた、ハードボイルドの魅力のひとつ。男の下半身を固くした珠玉の筆致もまた、改めて語り継いでいくべきではないだろうか。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    「王座戦」初防衛に王手をかけた「鬼神・藤井聡太」の勝利の方程式は「パイナップル・キノコ抜き・室温20度」

    いくら漫画でも、こんな展開は描けない。将棋の第72期王座戦5番勝負第2局が9月18日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、午前9時の対局開始からわずか30分で76手まで進む「AI超速将棋」を藤井聡太七冠が制して2連勝。王座戦初…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
これは橋本環奈の「黒歴史」になる!「おむすび」からもう離脱して「あんぱん」を待ち望むガッカリ感
2
【非情】なぜ戦力外通告!? 阪神と西武のクビ選手は「宝の山」だった
3
楽天・田中将大「日本ハムにトレード」画策の「新庄監督なら再生してくれる」200勝フィーバー商法
4
ついに「女子アナ採用ルール」をブッ壊したテレビ東京の「他局が恐れる戦略」
5
山田邦子が禁断暴露!「トド発言スキャンダル」あの大御所芸能人に「いっぱいイジメられた」