芸能

亡くなった松田優作「探偵物語」原案者は、もう一方の「男の世界」も手がけていた!?

201512011matsuda

 翻訳家であり作家、そしてハードボイルド小説研究の第一人者であった小鷹信光氏が8日午前8時45分、すい臓がんで死去したことがわかった。

 小鷹氏はダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラーなど、数多くの海外ハードボイルドの名作を翻訳したことで知られているが、もうひとつ、忘れてはいけない重要なタイトルがある。

「小鷹さんといえば、僕らの世代は松田優作主演のTVシリーズ『探偵物語』ですね。作品の原案を担当されて、ノベライズ版も2冊、さらに放送後に『新・探偵物語』という小説を2冊手がけられています」(中堅ライター)

 ハードボイルドという「男の世界」を追求した小鷹氏だが、もう一方の「男の世界」を手がけていることは意外に語られる機会がないという。

「セクシー小説『フランス書院』は、元々翻訳ものをメインに展開していました。その中でも特に売れたトー・クン『女教師』は小鷹氏の手による翻訳なんです」(前出・ライター)

 実は手がけたのは翻訳だけではない。小鷹氏は、フランス書院で外人のペンネームを使っていくつかオリジナルのセクシー小説も執筆していたことを、自著で明らかにしている。

「男と女の関係」もまた、ハードボイルドの魅力のひとつ。男の下半身を固くした珠玉の筆致もまた、改めて語り継いでいくべきではないだろうか。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身