芸能

突破口はオードリー若林!フジテレビを救うのは芸人のフリートークしかない!?

20151220wakabayashi

 ゴールデンタイムの週間視聴率でテレビ東京に抜かれ、民放キー局最下位に転落したフジテレビ。社内の士気も下がっているという同局を救うのは、お笑い芸人のフリートークにあると指摘するのは、テレビ誌のライターだ。

「いまフジテレビで最も面白い番組の一つが『人生のパイセンTV』です。『ヨルタモリ』の後釜として始まった時は、期間限定の中継ぎ番組とさえ言われていましたが、MCを務めるオードリー若林正恭とベッキーのフリートークが冴えわたっています。取材対象にぐいぐい切り込むVTRも観ていて冷や冷やするほどで、黄金時代のフジテレビのようだと話題です」

 若林が「カンペが2枚しかなくて慌てた」と語るほど、自由さにあふれている同番組。このほかにも、ミュージシャンのレキシをMCに据えた『アフロの変』や、バカリズム×バナナマンの掛け合いで魅せる『そんなバカなマン』など、深夜帯に注目番組が集まっているという。これらの番組に共通しているのは芸人のトークがメインであることと、番組内で流すVTRの充実ぶりだ。テレビ誌のライターが続ける。

「芸人のトークに頼るのは簡単そうですが、番組のコンセプトが明確でないと成立しないので、実はリスクが高いんです。また出来のいいVTRは、綿密な下調べと入念な取材の賜物。なんでも安易に済ませる風潮の中、ちゃんと汗を流して番組を作っている姿勢が伝わってきますね」

 最近の報道によると、芸人のトークさえも台本でギチギチに縛り、アドリブの余地を許さない番組作りに明石家さんまが怒りを示したという話も伝わっている。台本を作り込むのは大変な作業のようだが、冒険を恐れる制作サイドにとっては想定外の事態を抑え込めるので、結果的に楽をできる面もある。そんな台本頼りの番組制作が、フジテレビらしさを失う理由の一つだったのかもしれない。

「だからこそ深夜帯とは言えど、自由な雰囲気にあふれた番組が増えていることには期待が持てます。これらの番組を安易にゴールデンに格上げせず、じっくりと育てる度量があるかどうかが試されている時期ですね」(前出・テレビ誌ライター)

 ふらふらと方向が定まらないフジテレビゆえ、これらの深夜番組を安易につぶしてしまわないことを祈るのみだ。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
2
完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
3
またまたファンが「引き渡し拒否」大谷翔平の日本人最多本塁打「記念球」の取り扱い方法
4
打てないドロ沼!西武ライオンズ「外国人が役立たず」「低打率の源田壮亮が中心」「若手伸びず」の三重苦
5
京都「会館」飲食店でついに値上げが始まったのは「他県から来る日本人のせい」