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記事全文を読む→ドジャース・前田健太 “買い叩き入団”までの交渉全容(3)「ベンチ前での“マエケン体操”はNG」
マエケンがメジャーで成功するかどうかは、インセンティブをどこまでモノにするかが物差しとなるが、
「今オフ、もしくは2年目の夏までには、伸びている靭帯が深刻な状態になる可能性は高い。手術すると完調まで2年が必要ですから、その時点で30歳になっている」(現地ジャーナリスト)
メジャーではイニング間のキャッチボールが禁止されており、ベンチ前でのルーティンである「マエケン体操」も禁じられる。「ベンチ内でやるので大丈夫」とマエケンは言うが、広島時代にやってきた2つの準備ができないことは、さらに故障発生の可能性を高める要因になる。
ただし、この異例契約にはプラス面もある。
「手厳しい米国メディアが、たとえマエケンが結果を出せなくとも『給料ドロボー』という論調で叩くことはない。それどころか、むしろ同情的であり、そうした面では、メジャーで成功するための障害は一つ減ったのかもしれません」(メジャー関係者)
さて、日本球界を出ていく者あれば、スゴスゴと戻る者あり。海外FA権を行使しながらソフトバンク残留を決めた松田宣浩(32)は、まさに失笑モノの交渉を展開していたのだ。
「もともと松田にメジャー志向はなかった。それが、日本市場進出に積極的なパドレスが松田に興味があると報道されたことで『それなら評価を聞いてみたい』となったのが発端でした。昨年11月9日に海外FA宣言しましたが、周到に準備をしてきたわけではなく、その後がドタバタ続き。松田の国内代理人がメジャー移籍に関してはまったくの素人で、次々と仰天行動を起こしたのです」
と内幕を明かすのは、ソフトバンク球団関係者だ。
「その国内代理人はパドレスを除く全球団に『私がマツダの代理人です。興味があれば、こちらに日本語で返答してください』というファックスを送ろうとしたり、メジャー代理人の資格もないのにパドレスと交渉をしようとして問題になっていました。昨年12月のウインターミーティング直前にようやくピーター・グリーンバーグ氏と代理人契約しましたが、すでにGM会議も終了していて、メジャー移籍のチャンスはさらに減ったのです」
それでもグリーンバーグ氏の力で、パドレスだけでなくホワイトソックスやエンゼルスなど複数の球団が興味を示したが、いずれも本職の三塁だけでなく二塁、遊撃、一塁と、内野全部をカバーできるユーティリティ・プレーヤーとしての評価だった。これに対して松田側は「二塁なんかやったことがないし、三塁手としての評価でないと」と難色を示した。メジャーへの断り方も、
「この国内代理人がグリーンバーグ氏に伝える前にパドレスに日本語で伝えたため、パドレス経由で米メディアに漏れ、ソフトバンク残留のニュースも異例の米メディア発となる始末でした」(スポーツライター)
松井稼頭央(40)、西岡剛(31)、中島裕之(33)、田中賢介(34)らの失敗で日本人野手に対するメジャーの評価はガタ落ちだが、松田の多くの不手際が、また日本人野手の評価を下げる一因となったのである。
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