もう真夏の外出は、根性で乗り切る時代ではないらしい。気象庁は今年、最高気温40度以上の日を「酷暑日」と新たに決めた。猛暑日を超える暑さが日常化したことで、服そのものが冷却機器になる流れも加速している。これまでのファン付きウェアは「現場作業用...
記事全文を読む→2016年“第3次世界大戦”は始まっていた(6)「中東に近づくプーチン大統領」
王族による強い支配体制の崩壊で、生まれてきたのが、テロリスト集団ISだ。その主なターゲットになったのはシリアであった。
シリアにおいてISは油田を中心とした資源がある都市を次々に確保、勢力を拡大していった。ISは原油という、容易な資金調達手段を手に入れたのだ。
もちろんISの原油は、正規のルートで販売できないため、主に2つのルートで売られている。1つはトルコの大統領ルート、もう1つは、シリアの政府ルートである。「悪貨は良貨を駆逐する」の言葉通り、闇石油という安価な石油が生まれたことで、石油市場の価格は二重価格状態になってしまい、石油相場は破壊された。そこに中国の景気悪化・減速と需給バランスの急激な悪化、アメリカでシェールガスという、新たなエネルギー源が生まれる。この2つのことが同時に起きたことによって、石油価格は崩壊し、中東の経済モデルが完全に壊れてしまったのだ。貧困は王族の弱体化を意味し、さらなる紛争を生み出し、戦火はますます拡大していくだろう。
その中東への関与をますます強めているのが、プーチン大統領(63)のロシアである。
中東社会の中核・サウジアラビアは、これまで親米国として存在していた。ところが王族の世代交代などで権力関係が変わって、現在はアメリカからかい離しつつある。それを見たアメリカは、イランとの間で国交を復活させ、サウジが激怒した。この構図の中で、ロシアはサウジ、イラン両国に接近したのだ。
ウクライナ問題と、続くクリミア独立により、アメリカはロシアに対して強い金融制裁をかけた。しかし、この金融制裁をひとつだけかけられなかったのが、エネルギー分野だ。ヨーロッパの原油、天然ガスの3分の1はロシア経由のパイプラインで運ばれている。これを止められれば、ヨーロッパ──特に東欧諸国は寒い冬を乗り切れない状況があるためだ。ロシアは中東における影響力を強めることによって、自国の資源価格のコントロールもできるというメリットを得ようとしている。ロシアによるIS討伐は、アメリカをはじめとする有志連合とは、同床異夢で行われているのだ。
実は、資源問題の混乱を生み出したのは、日本である。9.11以降から続くテロとの戦いによって、アメリカとイスラム相互の感情は悪化、イスラム圏と直接対話ができない状況が続いていた。両者とフラットな関係を維持できているのが日本である。2回のオイルショックによって、中東とのパイプも太い。02年から中東和平協議が、日本の東京で行われていた背景にはこうした事情があった。
ところが、民主党政権誕生によってそれを行う人物がいなくなり、中東和平協議はアメリカに渡された。一昨年の9月、ついに中東和平協議は完全に破談で終わる。
国連は、第二次世界大戦後の指導体制として存在した。しかし、東西体制の対立によって、機能不全に陥る。そこで西側先進国のみが集まった、G5が結成され、世界経済を主導するようになった。その後2カ国が加盟しG7となり、ソビエト崩壊後に力をつけてきたロシアがオブザーバー国として参加する形でG8となり、新興国も参加しG20になったわけだ。
クリミア問題直後、ロシアはオブザーバー国から外され、G8は消滅。再び冷戦時代のG7体制に回帰しようとしているのが、今の世界である。新たなG7体制こそが、日本・アメリカ・イギリスなどの「新連合国」である。対する中国・ロシアやISなどG7と対立する「枢軸国」。両者の戦火はますます広がりを見せるだろう。
(経済評論家:渡邉哲也)
アサ芸チョイス
ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コ...
記事全文を読む→一発出たら同点。3-7と4点をリードされて迎えた7回裏、二死満塁の場面。この日いちばんの勝負どころで、広島・新井貴浩監督がベンチから送り出した代打は捕手・石原貴規だった。結果は空振り三振。最大の山場でなぜ、より長打を見込める打者を送り込まな...
記事全文を読む→これはトレードのショーケースなのだろうか。そう思ってしまったのは、阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が2軍から再昇格し、6月23日のヤクルト戦に即スタメン出場して攻守に高い能力を見せつけたことだ。1-0とリードした5回に二塁打を放ってチャンスメ...
記事全文を読む→

