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記事全文を読む→“目からウロコ”の健康になる歩き方、病気になる歩き方(4)速歩きにフォームは関係なし
さて、ここまではメカニズムを紹介してきた。ただ、頭ではわかっていても、なかなか継続できないのも事実。そんな人にこそ勧めたいのが、「生活に取り込む」ことだという。
「いざウォーキングするぞ、というのではなく、買い物でも家の階段の上り下りでもいいんです。無意識に歩いた歩数の合計が8000になればいい。そう考えれば、無理なく続けられるはずです」
ウォーキングするのに最も効果的な時間帯もある。
「我々は夜寝ている間に体温調節のため汗をかきますが、その量は一晩でおおよそ500ミリリットルと言われます。ですから朝起きた時、人間の体はカラカラの状態で、血液もドロドロです。そんな状態でいきなり運動したら、心疾患や脳梗塞のリスクが高くなることは明らか。その点、体が温まっている夕方はベストです」
加えて、毎日の活動記録を「見える化」したり「一緒に頑張る仲間を作る」こともウォーキングを長続きさせるコツだという。
「速歩きする際、フォームは関係ありませんが、一つだけ気をつけたいのが、大股で歩くこと。それさえ意識すれば背筋も伸びますし、自然と腕が振れて膝も伸びていくはずです」
青柳氏は現代の病について、こう話す。
「車がなかった時代は糖尿病予備軍なんて言葉はなかったでしょ。認知症も同じ。認知症予備軍なんて言葉ができていること自体、おかしなことなんです。そもそも健康作りというと何か特別なことをしなくてはいけないと考えがちなんですが、実は単純。年を取ってもきちんと新陳代謝をさせ、できるだけ若い時と同じように保っていけるよう、日常生活の中で刺激を与えてあげればいいんです。ただ、それが強すぎると逆効果になってしまうので、やりすぎないこと。それが重要なポイントです」
青柳氏の持論は「病気をいかにして入り口で食い止めるか」ということだ。
「メタボから始まって糖尿になり、ほったらかしにしていた先が動脈硬化。で、それが脳卒中や心筋梗塞を呼び起こし、詰まる面積や場所によって認知症に発展します。ならば、それをどこかで食い止めることができれば一生涯、認知症にはならない。よく糖尿病の患者さんは認知症になりやすいと言われますが、これは当然のこと。そうならないためには、まずは生活の中に歩き方の黄金比を取り入れ、日常生活を改善させること。15年間5000人をしらみつぶしに調査していくことは本当に地味で泥臭い作業でしたが、導き出した数字はウソをつきません。『アサ芸』読者の皆さんも、今日からさっそく始めてみてはいかがですか」
研究データによると、正しく歩いた人とそうでなかった人とは、病気になる率に10倍の開きがあったという。さぁ、歩くぞ!
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