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Posted on 2016年03月23日 01:57

“ビートたけし責任編集”ネットマガジン「お笑いKGB」内で高田文夫が語った“たけし”という人物

2016年03月23日 01:57

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 先日、ビートたけし責任編集のネット・マガジン「お笑いKGB」が無事にスタートを切りました。ありがたいことに、各方面からたくさんの熱く濃い反響をいただき、誰に推薦された訳でもなく、勝手にみずから副編集長に就任したわたくしとしても、まるで全てが自分の手柄のように喜んでいる次第です。はい。

 そんなKGB内の「私とたけし」といったコンテンツで、高田文夫先生の3万字インタビューを敢行したのですが、先生が語る、殿とのファーストコンタクトが、もう最高なんです。

 漫才ブーム前夜の70年代後半、放送作家として多忙な日々のヤング高田先生は、当時、ポール牧さんから、こんな噂を聞かされたといいます。

「高田ちゃん、見た? ツービート。頭おかしいのがいるんだよ。浅草行ってみな」、と。さらに、「これがさ、三郎(石倉三郎さんね)とつるんで、ヤクザ脅かして飲んでんだ」とも。先生は、ヤクザ脅して飲んでる芸人? 何だそれ! と、いたく驚いたそうです。そりゃそうだ!

 で、殿とつるんでいた石倉三郎さんは、のちに雑誌のインタビューで、やはり“大昔のその噂”を事実として認めたうえで、当時、酔っ払いに絡まれたりすると、つい手が出てしまったと。「たけちゃんのケンカはね、ボクシングスタイルで結構パンチも速かった」と、証言されています。しかし、すごい2人です。

 ちなみに、殿は若かりし頃、ボクシングジムに通っていた経験があります。

 そんな殿から以前、“昔、仕方なくしてしまったケンカからオイラが学んだこと”といったテイストの話を聞いたことがあるのですが、これが実に濃いものでした。

「結局、ケンカでも何でも、アガッたほうが負けなんだよ。飲み屋なんかで揉めて、『てめーこの野郎!』なんて大きな声出したりするだろ。あれも普段使ったことない言葉で、出したこともない大声を出すから、もうそれだけで舞い上がっちまうんだよ。ケンカ慣れしてる奴と、やったことない奴との差はそこなんだよな」

 いやはや、実戦から得た、なんと説得力のあるご意見でしょうか。で、いつものことですが、ただ説得力のある話をするだけでは終わらないのが殿です。

「だけどあれだよ。一番マヌケなケンカは、昔、俺が赤坂の焼き肉屋の前で見たケンカだよ。誰がどう見たってギンギンのヤクザ2人が、店の前でつかみ合いのケンカしてんだけどよ、お互いが首んところに、焼き肉屋の紙エプロン付けたまま『てめ~このヤロー!』なんてやってんだから。『おいしいお肉の○○苑』なんてプリントしてある紙エプロンをヒラヒラなびかせながら、怒鳴りあってんだぞ。あれはマヌケだったな」

 ケンカの話1つとっても、説得力ある話と、オチのある話をしっかりとセットでする、強くて、面白くて、いつだってサービス精神たっぷりな殿に、やはり、うっとりしてしまうわたくしなのです。

ビートたけしが責任編集長を務める有料ネットマガジン「お笑いKGB」好評配信中!

http://www.owarai-kgb.jp/

◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!

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