芸能
Posted on 2012年06月06日 11:00

前田敦子と大島優子 「国民的ライバル」に激闘2250日の真実!(2)

2012年06月06日 11:00

前田の意識を変えた「総選挙」
 第1回総選挙は「1位前田敦子」、「2位大島優子」。
 プロデューサーではなくファンが選んだセンターポジション──これが前田の意識を大きく変えていった。目立たないようにしていた前田が少しずつ人前でグループを代表するような形で発言するようになっていった。「センターの自覚」が目覚めた瞬間だった。
 2位の大島とは同じ事務所に所属して、ふだんも仲がいい。しかし、選挙期間中には選挙の話を一切しなかったという。開票の時にファンの見ている前でその思いを話し、その翌日からは何もなかったようにふるまう。とても普通の神経では耐えられないだろう。
 とにかく前田の意識は変わった。
 一方、大島は着実に自分のペースでファンの心をつかんでいった。まるで友達であるかのようにファンと接し、表裏もなく本音を人前でしゃべり、パフォーマンスは常に全力だ。どんな時にも手を抜かない。
 前田はセンターの自覚は出たものの、ステージパフォーマンスに波があって、いい時には抜群にいいのだが、よくない時にはファンから「省エネ」と批判されることもあった。前田本人はそんなつもりでなく、いつもどおりにやっていたのだと思う。しかし、表情のメリハリをあまりつけなかったことで「今日は機嫌が悪い」と受け止められることもあった。
 さしずめ大島優子が王貞治ならば、前田敦子は長嶋茂雄といったところだろうか。
 2回目の総選挙は「1位大島優子」、「2位前田敦子」だった。ファンが大きくどよめき、会場の空気が変わった。この時の前田のコメントはこうだ。
「正直悔しいです。私はやっぱり1位という器ではないと思います。去年1位をいただけたあとに一番にAKBを引っ張っていかないといけない立場だったと思ったんですけど、やはり‥‥私にはうまくできなかったみたいです」
 翌日からの1年は別世界の風景だ。1位を取った大島がセンターポジションの「ヘビーローテーション」は誰もが知っている、カラオケでよく歌われるAKB48の代表曲の一つになった。
 ただ、前田は確実に成長していた。センターの重圧から解放されて少し伸び伸びとできた期間でもあった。大島はあくまでマイペースにセンターとしての1年を堂々と過ごしていった。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク