芸能

前田敦子と大島優子「国民的ライバル」の激闘2250日(8)「AKB48は青春です!」

 総選挙終了後の会見で大島は前日、1人でいると選挙のことばかり考えてしまって不安なので、前田と(同じ事務所でNot yetのメンバーである)北原里英(20)を誘ってカラオケに行ったという。そこで、選挙前の不安な気持ちを2人は初めて共有でき、互いにとってかけがえのない存在になったばかりだったと打ち明けた。
 記者からの「これで卒業は?」との質問には、きっぱりと「ないです」と答えた。新しく壇上に呼ばれたメンバーや、頼もしい発言などを聞いてやる気が充実しているようだ。
 総選挙から2日後の6月8日、大島の地元・栃木でチームKがコンサートを行った。まさに凱旋コンサートだ。そこで大島は1位の報告をし、初めてもらったソロ曲「泣きながら微笑んで」をアンコールで披露した。
 AKB48が選抜総選挙を通してたくましくなっていくのは、ファンと一緒に作り上げていく「ガチなストーリー」ならでは、だ。1人1票という制限がないからこそ生まれてくる悲哀もある。もちろん、1年間のファンからの成績表という意味合いもあるだろう。数字によって明らかになってしまう残酷さの一方で、初めて名前を呼ばれた少女たちはここからチャンスをつかみ、新しいストーリーを紡いでいくだろう。
「努力は必ず報われる」と2年連続で言った高橋みなみ。「努力してみなければ始まらない」と今年はさらに付け加えた。少女のガチな涙にウソはない。それを斜めに見ている大人たちは、壇上の少女たちほど毎日努力しているだろうか、自分を振り返って「死ぬほど努力している」と断言できるだろうか‥‥。
 AKB48の選抜総選挙を見るたびに、「あきらめていては何も手にすることができない」という思いが強くなる。同世代の子供たちがAKB48を支持しているのは、ただ単に「流行だから」「握手したいから」だけではなく、自分たちのお手本として尊敬できるからという面も見逃してはいけない。
「前田敦子」と「大島優子」はその先頭を走っている。
 総選挙後の記者会見の最後、記者から「大島さんにとってAKB48とは何ですか?」と聞かれ、大島優子はこう答えた。「青春です」
 大島が所属しているチームKが、初めて人前で歌ったオリジナル曲のタイトルは「青春ガールズ」である。その一節に「今をもっと生きるんだ!」という歌詞がある。彼女はAKB48に加入してからずっと今を生き続けている。そしてこれからも「青春」を貫いてくれるはずだ。

カテゴリー: 芸能   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
「これは…何をやってるんですかね」解説者がア然となった「9回二死満塁で投手前バント」中日選手の「超奇策」
5
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き