20年休業中の河合奈保子の写真集が、バカ売れしている。その代名詞は「超」のつく巨大なバストである。「押さえつけられても、衣装を破壊」「その重さで踊ればバランスを崩し、時に呼吸さえ困難にさせた」など、清純さを求められた80年代アイドル・河合ならではの「伝説」の数々をレポートする!
伝説の超巨乳アイドル・河合奈保子(53)が帰ってきた──8月31日、アイドル時代のショットを集めたリバイバル写真集「月刊平凡GOLDEN BEST!Vol.1 再会の夏」(マガジンハウス・アーカイブス)と、DVD「河合奈保子ライブ・ベスト」が同時リリースされ、新旧ファンを巻き込んで大きな話題を呼んでいる。
「“100万部発行”のアイドル雑誌『平凡』に当時掲載されたグラビアに加え、貴重なオフショットも満載で、見応え満点です。特設サイトで発売の告知がされるや予約が殺到し、Amazonの写真集ランキングでは、あの深田恭子(33)をしのぐ売り上げ。20年以上長期休業中の人物とは思えないほどの大ヒットです」(出版社グラビア担当)
写真集には、当時の水着ショットが満載。同世代が甘酸っぱい青春時代を思い出すだけではなく、リアルタイムを知らない世代も、その魅力に注目しているということだろう。
河合といえば80年に「秀樹の妹オーディション」に優勝し、「大きな森の小さなお家」でレコードデビュー。松田聖子(54)や小泉今日子(50)と並ぶ、アイドル黄金世代を代表する一人だ。
「デビュー2年目にNHK紅白歌合戦で、紅組トップバッターに抜擢されました。ちょっと買い物に出ても、すぐファンが集まってしまうため、外出できないほどの人気でした。子供の頃からピアノをやっていたこともあって、歌唱力も同世代ではピカイチ。20歳を超えてからは、自作曲だけのアルバムを発表したり、キーボーディストとしてゴダイゴのミッキー吉野と共演するなど、アーティスト志向の音楽活動も行っていましたね」(レコード会社社員)
96年にヘアメイクアーティストの金原宜保氏と結婚を発表し、翌年に第一子を出産。これを機に芸能活動を停止している。
「家族でオーストラリアに移住して、テレビや雑誌の取材も断って公の場には一切出てこなくなってしまった。08年に楽曲を提供した縁で、親交のあったミュージシャンの竹内まりや(61)が、久しぶりに河合に会い、『2児のママとして子育てと主婦業に専念中』という近況とともに河合の写真をブログにアップしたことで、ようやく消息がわかったくらいです」(週刊誌記者)
10年には写真誌「FLASH」の独占取材に、
「今は専業主婦がメインですが、音楽活動ができることになれば皆さんの前できちんとご挨拶できたらいいです」
とコメント。しかし顔出しNGで、姿を見せることはなかった。まさに「幻のアイドル」、そんな河合の写真集が、2016年にバカ売れしているというのだから、そのフォトジェニックな魅力に「賞味期限なし」ということだろう。