芸能

週刊アサヒ芸能「創刊60年の騒然男女」芸能スキャンダルの真相!(2)中尾彬が語った「吉永小百合の血染めラブレター」事件

20161013u

 事務所やマネージャーの目を気にせず、芸能人が本音をぶつける瞬間がある。週刊アサヒ芸能は、そんな僥倖を聞き逃さず、ページに焼き付ける。それが、ここに並んだ珠玉の告白選である。

〈吉永小百合ちゃんのことかい? 僕にとっては、初めて“ラブレターをもらった相手”だから、何といっても印象的な人だよ〉

 こう語るのは俳優・中尾彬(74)で、週刊アサヒ芸能75年9月18日号のロングインタビューでのことである。中尾と吉永は日活の専属俳優として、また早稲田大学の同窓として過ごした日々があった。

 何とも爽やかな語りに見えるが、実は「血染めのラブレター」というとんでもないシロモノ。

〈オランダロケに彼女が行った時、ナイフかなんかで指を切ったんですよ。流れる血を見ているうちに、それで手紙を書きたくなったから、血で書いたというんだよ〉

 世のサユリストたちが驚嘆しそうなスリリングな出来事である。さらに中尾は、吉永のあられもない姿に怒りを覚えたと続ける。

〈彼女の広島のロケ先に立ち寄った時、僕は猛烈に腹を立てた。宿の浴衣の裾もいぎたなく乱して、お銚子を並べ、タバコもスパスパふかしながら酔ってるんだ。「なんだ、その格好は!」って、僕はタバコを投げつけた〉

 国民的女優にも“若気の至り”があったのだ。

 激しく愛し合いながらも別れた2人が、その10年後、73年11月1日号で劇的な再会を果たした。三國連太郎太地喜和子である。

 三國がホストを務めていた「続・おんな対談」のゲストとして太地が招かれたのだ。

太地 三國さんは、どうしてあの時、喜和子から逃げ出したんですか。

三國 (長い沈黙)。

太地 聞きたいの。

三國 10年目にして率直に言うけど‥‥あなたの体にひれふすことがイヤだった‥‥そういうことです。あの頃は僕も若かったし、やり盛りだったから毎日でもできた。だけど、それは未来永劫に続くワケじゃない。あなたが年増になった時、僕はもう六十過ぎでしょう。その時に置かれる僕の場所が、いかに荒涼とむなしいものかとね。

太地 あたしがあんまりおぼれすぎたのかなァ。あの頃、子ども産んどきゃよかった、アハハ。でもよかった、お会いできて

 太地は、場を用意した編集部にも深々と礼を述べ、生涯ただ一人の男との再会を心から喜んだ。

 週刊アサヒ芸能の対談ページは創刊以来、常に話題を提供してきたが、現在のホストであるテリー伊藤を仰天させたのが杉田かおる(51)だ。98年12月24日号のゲストとして登場すると、あまりの過激なトークに、翌号と2回に分けて掲載する史上初の事態となった。

 バラエティ番組で大ブレイクした最初の一撃が以下になる。

テリー 18歳の初体験のあとはどうしたの。

杉田 27歳までちゃんとした彼氏ができなかったんで、それまではゆきずりで、新幹線のビュッフェで飲んでてナンパされちゃって、そのまま東京駅から錦糸町のラブホテル行って、名前も聞かないでサヨナラとか。

テリー 相手は杉田かおるって知ってた?

杉田 いや、知らなかったですね。やり逃げみたいな、やられ逃げみたいな(笑)

 さらに杉田は、男とのセックス中に女が乗り込んできて腰が抜けたエピソードなど、キャノン砲を炸裂させている。

 最後は2016年1月14日号から3週にわたって掲載した「田宮二郎の妻 没後38年目の初激白」である。元女優・藤由紀子こと幸子夫人(73)は、78年12月28日の田宮の猟銃自殺以来、初めて独占インタビューに応じた。

 晩年の田宮は、躁うつ病から詐欺話に引っ掛かり、家族の財産を守ろうとする夫人を目の敵にした。

〈いつも私がどこにいるかと、居場所を突き止めるようになりました。ある日、胸ぐらをつかんで階段から突き飛ばされそうになった時は、このままでは殺されてしまうと思いました〉

 代表作「白い巨塔」の撮影を最後の気力で撮り終え、山本陽子との不倫問題などを残しながら、田宮は日本中に衝撃を与える自殺を選んだ。

〈田宮の金銭のことだけでなく、倫理に外れた女性の問題に関してもいろんな方のお力を借り、きっちりと後始末をしました〉

 その強い意志を持った瞳は、70歳を越えてなお、健在であった。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身