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記事全文を読む→死んでも「アイツ」に勝ちたかった【9】 岡留安則 森総理の「買春検挙歴報道」提訴に徹底抗戦!(4)
官僚制度にメスを入れたい
もっとも、森氏はその後も政界で隠然と権力を持ち続けることになる。領袖となっていた派閥からは小泉、安倍、福田と次々に総理大臣が誕生し、キングメーカー然とした存在感を見せ続けるのだった。
さらには、コントロールができない、雑誌メディアの報道に頭を痛めていた森氏と自民党は、賛否両論を生んだ「個人情報保護法」の法制化にも着手している。
よく「噂眞のせいで個人情報保護法案ができてしまった」と責められるんだけど、それ自体は否定しない。でも、政治家にスキャンダルがあればスッパ抜いて情報公開するのがメディアの社会的責任だからね。
その後も噂眞は森を批判し続けていて、息子の故祐喜氏のスキャンダルまでスッパ抜いた。思えばつくづく因縁深い相手だったね。
噂眞は、この森裁判以外にも、検察批判を繰り返した結果、94年には当時の東京地検特捜部長・宗像紀夫氏から、じきじきに刑事告訴されるという、これまた前代未聞の裁判闘争を強いられている。岡留氏はこの裁判で懲役8月、執行猶予2年という有罪判決も受けている。
裁判に負けてしまったことは残念だけど、後悔は一つもしていない。
ただ、こうして振り返ってみると、本当の意味でどうしても勝ちたかった「アイツ」っていうのは森のような個人の政治家うんぬんというよりも、政界、財界、司法制度、マスコミまで含めた日本の統治システムそのものだったかもしれない。そして、日本のシステムというものを突き詰めると、そこにあるのは明治政府以来の官僚制度だ。野田総理の親米・霞が関依存を見ても明らかなように、政治家の影に巧妙に隠れながら権謀術数を駆使して今の日本を動かしているのが官僚制度。特に消費税増税の財務省、原発の経産省、オスプレイの防衛省だね。ここにメスを入れないかぎり日本の再生はないと思っている。
確かに現在の政治状況は危機的だ。しかも権力をチェックすべき大手メディアと権力も一体化しており、業界内外からはいまだに「噂眞復活」を望む声も根強く聞こえてくる。
民主党野田政権は自民党と変わらないしね。もう休刊してから8年もたつけど、ひどくなる一方の政治やマスコミの状況を見ていると、最近はもう一度やってもいいかなって気はするけど、あまりあおらないでよ(笑)。ただ今は、危険なオスプレイの配備が近い沖縄の問題が大事なので、やるとしてももう少し先ということにしといて(笑)
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