エンタメ
Posted on 2012年08月30日 10:54

死んでも「アイツ」に勝ちたかった⑩遠山奬志(元阪神)松井秀喜を手玉に取った「左キラー」の生き様!(4)

2012年08月30日 10:54

ホームランを打たれて終戦

 そんな遠山と松井の戦いも02年7月5日、東京ドームで放った松井秀喜のホームランで幕を引く。

 ホームランを打たれた時は、さっぱりしたものです。豪快なホームランでしたから、気持ちよかったんです。翌年には彼、メジャーに移ってるでしょ。「ああ、これで松井君も心残りもなくメジャーに行ける」とまで思いました。抑えることもあれば打たれる時もあります。それがプロの世界ですよ。

 この年、ついに遠山は座骨神経症を理由に引退を表明する。くしくも同時期、松井はニューヨーク・ヤンキースと3年総額2100万ドル(約25億4100万円)の契約を果たしている。松井は遠山の引退を見送るかのようにして、翌年から戦いの場をメジャーに移したのだ。

 以前から、座骨神経症の痛みはあったんです。それが02年には、まともに走ることさえできないぐらい悪化していた。座っていても寝ていても体がしびれる。

 そんな時に当時の監督だった星野監督から「来年は契約しない」と聞かされて、引退を決意しました。

 僕自身も、この状態で現役を続けても、対戦するバッターといい勝負ができないと考えて決めたんです。星野さんは「他の球団にも声かけてみようか」と言ってくれましたが、僕は現役を続けるつもりはなかった。これまで嫌というほど自分の体をいじめてきましたから、もう十分だなと。辞めると決めたら、肩の荷が下りた感じはしました。ここまでよく頑張ったと、ほっとしたような気持ちになりましたね。

 98年から02年まで松井を苦しめ続けた「松井キラー」は、自身がユニホームを脱ぐ決断をした当時を懐古しつつ、今、厳しい現実にぶつかっている松井にエールを送る。

 今になってみれば、松井君との対戦は僕の宝物です。今は彼の一ファンとしてプレーを見ています。だから、松井君にはしっかりと準備をして、まだ野球選手として頑張ってほしい。

 まだ38歳。今は40歳になっても現役を続けている選手だっている。できれば、日本に戻って来てほしい気持ちもあります。そうなれば、やはり巨人ですかね。大きな体に豪快なホームラン。あの松井秀喜を、今の子供たちにも見せてあげたい。もちろん、日本に戻ってきても、メジャーに挑戦し続けても僕は彼を最後まで応援し続けたいです。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年06月13日 15:00

    夏といえばそうめんと冷やし中華だが、中華料理チェーン「熱烈中華食堂日高屋」は6月12日から、夏季限定の新メニューを売り出した。「冷し担担麺」(750円)である。社内試食の段階でも人気が高かったという、冷たくて辛い、まさにこれからの季節にピッ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年06月15日 20:30

    女性タレントや女優を褒める際に「等身大」「サバサバしている」などという表現がよく使われる。「自分を飾ることがなく、細かいことにこだわらない」ことが同性に愛される大きな要素ということなのだろうが、私にはこれらの言葉がポジティブなこととして捉え...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年06月18日 20:00

    タレントのボビー・オロゴンこと近田ボビー容疑者が6月14日、知人女性に対する不同意性交の疑いで千葉県警に逮捕されたが、芸能記者はこんなことを言うのだ。「ボビー容疑者は自身の知名度を悪用しいろいろやらかしているが、表に出ているのは氷山の一角。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク