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記事全文を読む→鳩山に刺客・松山千春」黒幕は小沢一郎だった(2)
「鳩山には困ったもんだ」
小沢氏と親しい政界関係者は、両者の「作戦会議」を次のように明かす。
「今や小沢氏と鈴木氏は第3極による政界大再編を目指す同志。最近は次期衆院選での候補者調整を巡っても、密会や電話などによる相談を頻繁に重ねている。決断のできないダメ男、鳩山氏への恫喝も、そんな相談の中で練られた作戦だったと聞いています」
複数の関係者の証言によれば、この間、小沢氏と鈴木氏の間では次のような問答が繰り広げられたという。
小沢 鳩山には困ったものだ。アテにならない。
鈴木 小沢先生、私にできることがあれば何なりと。
小沢 刺客を送り込むくらいのことをしないと目が覚めないかもしれんな。
鈴木 松山君ですね。
小沢 よろしく頼む。
「背後で小沢一郎が糸を引いている─。何事につけ鈍感な鳩山さんも、今回はピンときたようです。怪情報が流れて以降、とにかく鳩山さんのビビりようは尋常ではなかった。恫喝にキンタマが縮み上がった鳩山さんは『反消費増税』『反原発』を旗印として新党を旗揚げした小沢さんに恭順の意を示すべく、7月20日には官邸前で行われた一般市民の反原発デモに飛び入り参加。演説までぶって、党内外から大失笑を買いました」(鳩山氏周辺)
それだけではない。翌21日には突如として北海道へ飛び、選挙区に当たる日高地方などを遊説。その際、記者団から一連の刺客騒動について感想を求められた鳩山氏は、
「私は私なりに戦うのみ。申し上げることはない」
こう豪語してみせたが、内心はビクビクで、焦燥にかられた中でのお国入りだったようだ。地元関係者の話。
「滞在中、鳩山氏は選対幹部らを見つけては、『いったいどうなっているんだ。松山が出馬したらマズイんじゃないか』などと、うつろな目で不安を口にしていたと聞いています。何しろ、自民党が次期9区での擁立を決定している北海道議・堀井学氏(40)=リレハンメル五輪スピードスケート銅メダリスト=相手でさえ、『勝負は互角で、鳩山氏の当選は微妙』と言われているくらいですから」
それが絶大な人気を誇る松山出馬となれば、落選はほぼ確実。実際、北海道のテレビ局が行ったアンケート調査では、鳩山氏不支持が支持の20倍近くに達したこともあった。
鈴木氏はまた、松山の北海道1区からの出馬についても、冒頭のテレビ番組で
「その可能性は十分にある」と発言している。北海道1区は北海道知事を歴任した民主党・横路孝弘氏(71)の金城湯池だが、実はこの一件も、鳩山氏にとっては死活問題になりかねない一大脅威なのだ。
事情に詳しい自民党北海道連幹部が解説する。
「鳩山は93年に突如として自民党を離党したが、この時、若い鳩山に革新への鞍替えを入れ知恵し、それまでの自民党保守票田に代わって、連合や日教組や自治労などの労組票田を紹介、提供したのが横路だった。鳩山のその票田構造は現在も変わっておらず、かつ、対横路の場合の松山の圧勝は確実と言われている。仮に松山が1区から出馬することになれば、鳩山は横路の逆鱗に触れる形で労組票田を失いかねない」
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