現在公開中の映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」。シリーズの時間軸としては「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」(77年)の冒頭に直結する物語で、ダース・ベイダーをはじめ懐かしのキャラクターも続々登場する。中でも注目したいのが帝国軍の実力者モフ・ターキン提督の再登場だ。演じたピーター・カッシングは94年に亡くなっており、今回のモフ・ターキンはCGで完全再現されたものだという。
「CG再現の前例では『ターミネーター』(09年)が有名です。アーノルド・シュワルツェネッガーが1作目で演じたT‐800が若い姿のままで登場しますが、これは彼自身の顔にボディビルダーのローランド・キッシンガーの体を合成したもので、俳優が年齢を重ねても代替パーツが見つかれば昔の姿を再生できることを証明した例でした。今後は、制作が噂されている「エイリアン」シリーズの続編でも、もしかしたらシガニー・ウィーバーが演じた若き日のリプリーに出会えるかもしれません。いずれにせよ、SFやファンタジーのヒットシリーズは、キャラが有名であればあるほど俳優からCGへの移行が行われていく可能性もあり、永久に生き続けることになるのでしょう」(映画ライター)
ゲーム映像の世界では、すでにさまざまなCG再現が行われている。さて、映画ではどんなキャラがゾンビのように復活してくれるのか。それを予想するのも映画の楽しみ方の一つになっていきそうだ。