エンタメ

アカデミー賞最有力「ラ・ラ・ランド」の大成功はエマ・ワトソン降板のおかげ!?

20170227academy

 現地時間2月26日に、映画の祭典「アカデミー賞」の授賞式が行われる。

 なんといっても注目は「タイタニック」(97年)と並ぶ史上最多14部門にノミネートされた、LAを舞台にしたファッショナブルなオトナ恋愛ミュージカル「ラ・ラ・ランド」。全世界規模でいえば、392部門にノミネートされ184もの賞を受賞した鳴り物入りの“モンスター映画”だ。

 このあまりの“前評判”に日本でも期待はMAXに膨らみ、24日の公開初日から、新宿などの都心のシネコンでは予約でほぼソールドアウトという大盛況ぶりだ。

「あまりに期待値が上がり過ぎていますが(笑)、それを抜きにすれば非常にシャレたミュージカルドラマ。特に日本の女性はミュージカルが好きですから、多くの人は満足できる作品だと思います」(映画専門誌ライター)

 一方、世界であまりに多く受賞したため、アカデミー本番では作品賞を逃すのではという意地悪な声もある。それでも確実に受賞間違いなしと言われているのが、主演女優賞の“歌える”エマ・ストーン。ところがこの役、企画段階では「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役で有名なエマ・ワトソンが演じることになっていた。

「単館系でヒットした『セッション』の監督の2作目ですが、もともと大きなプロジェクトでなかったこともあり、ワトソン側がリハーサルの場所を指定するなど相当ワガママを言ったようです。もちろん、ワトソンが忙しいという理由が一番だったようですが。結局、ワトソンは企画から降り、同時に相手役の若手俳優も金銭面で折り合わず降板。こうした経緯でエマはエマでもストーンが抜擢され、彼女と共演を望んでいたハリウッド一の“モテ男”ライアン・ゴズリングがコンビを組むことになった。結果的にこれが功を奏しました。実はアカデミーのような“プライドの高い”映画賞は昔からアイドル俳優に非常に冷たい。あのレオナルド・ディカプリオでさえようやく昨年受賞にこぎつけたほど。“ハーマイオニー”のアイドル女優エマ・ワトソンではノミネートも怪しかったという声が多いですね。『ラ・ラ・ランド』のスーパー快進撃にワトソンが降板を悔やんでいるという報道もありますが、アカデミーが好きなタイプのストーンとゴズリングだったからこその高評価だと語る評論家は少なくありません」(前出・映画専門誌ライター)

 アカデミーの受賞状況いかんで、日本での今後のヒット規模も大きく変わってくるだろうが、それは別として「これがエマ・ワトソンだったら?」と比較しながら鑑賞するのも面白いかもしれない。

(藤田まさし)

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
高島礼子の声が…旅番組「列車内撮影NG問題」を解決するテレビ東京の「グレーゾーンな新手法」
4
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
5
皐月賞で最も強い競馬をした3着馬が「ダービー回避」!NHKマイルでは迷わずアタマから狙え