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記事全文を読む→敏いとう「俺が見てきた芸能界薬物汚染40年」の闇真相(2)カネを借りに来た美川憲一
美川(憲一)くんなんか、しょっちゅう、俺の自宅兼事務所のマンションに来てたよ。84年頃かな? 要するにカネがないんですよ。いろんなところにカネを借りまくってどうにもならなくなると、俺のところに来るわけ。
何度も貸したけど、一度に渡すのは100万円ぐらいだったと思います。返済? ちゃんとしてくれました。
ただ、カネ使いは荒かった。博打が大好きだったんだよね。よく海外に行ってましたよ。韓国とかフィリピンとかにね。
「美川くん、世界のカジノを知らないな」
って、最終的にはベガスのカジノを俺が紹介しましたよ。でも、博打はいつも負けてましたね。弱いけど好き。スリルがたまらないみたいだった。
なぜ美川くんが俺に寄ってきてたかって? それはよくわからないけど、俺を信頼していたのかもしれない。頭に何にもかぶっていない姿を見たことだって、何度もありましたからね。
ある日、美川くんは「引っ越したい」と言って物件を探していたんです。その足で、都内にあったウチのマンションに寄るってことになった。そろそろ来るかなと、ふと窓から下を見ると、美川くんは2人の男につけられてたんだよ。それまで問いただしたことなんてなかったけど、暗黙の了解でまた手を出しているだろうことは想像がついたから、
「美川くん、気をつけろよ、尾行されてるぞ!」
そう忠告したんだけど、その日、帰って行ったら、次の日にパクられました。
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84年8月23日、美川は大麻所持の現行犯で自宅マンションにて逮捕された。77年以来2度目の逮捕だった。
美川の釈明記者会見に芸能レポーターとしてマイクを向けた目黒区議の須藤甚一郎氏はこう言う。
「美川の2度目の逮捕時、自宅のマンションがガサ入れされて、フランス人形のパンティの中に隠された大麻が出てきたんだよね。昔は捕まったあとに釈明の記者会見をやったもんだけど、最近のタレントたちはやらなくなったなぁ」
2度目の逮捕後、数年を経て、美川はコロッケのものまねによって復活、大ブレイクする。だが敏は、かつて世話をした見返りを求めるわけでもなく、美川に一度も会っていないという。
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なぜ、会わないかって?会って訳を聞いてもしょうがないからです。大麻をやめろだとか、そんなことを言う気もない。バカな癖だからしょうがない。
テレビで彼を見ても「美川くん、頑張ったな」と思うだけですよ。ただ「芸能界のご意見番」みたいなことをやってるのには、「お前、何言ってんだよ!」って思うけどね(笑)。
そういえば、美川くんのものまねをしてるコロッケを芸能界に入れたの、俺だから。
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コロッケは敏と同じ熊本出身。ハッピー&ブルーの元メンバーが設立した芸能プロに敏が紹介したことで、コロッケは芸能界デビューを果たしたという。そのコロッケも美川をまねたわけではあるまいが、82年1月21日、大麻で取り調べを受けている(不起訴)。「コロッケ、あがる!」との見出しになったスポーツ紙の1面は伝説となった。
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