スポーツ

阪神タイガース「掛布入閣」急加速のドス黒舞台ウラ!(2)

「監督就任」が浮かんでは消え

 急加速する掛布氏の「入閣待望論」だが、すでに球団内の一部フロントは、その手腕を高く買っていた。

 在阪プロ野球担当記者が明かす。

「実は、新井貴浩(35)が交流戦明けの11試合で、42打数15安打と爆発したことがあった。その後は失速してしまったが、『新井復活』の陰には掛布氏のアドバイスがあったんです。しかも秘密裏に行われたので、内容は明かされていませんでしたが、見違えるように新井のバッティングが変わったので、フロントの中から『掛布を見直した』という声が出たほどです」

 過去には、他球団からたびたび監督就任のオファーもあったが、いずれも不調に終わった。その理由は、「酒癖の悪さ」と、高額の年俸を要求するという「プライドの高さ」にあった。

 スポーツジャーナリストの織田淳太郎氏がこう言う。

「これまでも千葉ロッテや楽天から監督就任の要請がありました。通常、球団が新しい監督を探す場合、その身辺調査をしてから、第三者を介するなどして打診を行うのですが、千葉ロッテが掛布氏を次期監督候補にあげた時、身辺調査をする前に本人にアポイントを入れてしまいました。掛布氏は監督要請だと思い、期待してロッテ側と会ったんですが、雑談だけで終わった」

 04年、楽天がプロ野球参入直後に真っ先に監督就任を要請したのも他ならぬ掛布氏だった。ところが、監督の年俸の相場を知らない三木谷浩史オーナーに対し、掛布氏は新任監督とは思えない高額な年俸を要求して、怒りを買ったとも。

 さらには、阪神内でも水面下で、“掛布監督誕生”の機運が高まったこともあったという。

 ジャーナリストの加藤慶氏が解説する。

「それは岡田監督の退団が決まった08年オフのことです。阪神の親会社である阪急阪神ホールディングスが『ポスト岡田』をしぼり込む中で、阪急側から掛布氏の名前が出たんです。阪神側が猛反対し、最後は星野仙一シニアディレクター(当時)が根回しをして、真弓(明信)氏に決まった」

 この時点で、掛布氏の阪神復帰はついえたかに見えた。ところが、ここにきて掛布氏復帰を実現するうえで、心強い“援軍”が現れたのだ。

カテゴリー: スポーツ   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身