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イチロー「来季オリックス復帰」全貌!(1)「何年できるかわからない」

 海を渡って17年、数々の記録を打ち立ててきたスーパースターが決断を迫られている。現役の最晩年を迎え、届いたのは「日本球界復帰」という熱烈な招待状。極秘交渉の全貌をレポートする。

 皮肉にも、イチロー(43)の「日本球界復帰」を後押ししたのは、選手としての衰えだった。

 今季105試合(8月2日時点、以下同)で、イチローがスタメン出場したのはわずか16試合。

 所属球団マイアミ・マーリンズのマッティングリー監督が「適度に休ませ常にリフレッシュした体調でプレーしてほしい」と方針を示していることもあるが、連日、代打での出場が続く。

 打率2割3分3厘、2本塁打、10打点という現状を見れば、プロ野球人生25年で初となる「代打稼業」に苦しんでいる様子が浮かび上がってくるのだ。

「『試合に出ないほうが疲れる』と漏らし、練習に外野ポール間走を取り入れるなど、常時出場で賄っていた運動量の確保に苦労しています。『体力が落ちた』『代打じゃ試合勘がつかみにくい』と吐露することも増えた」(MLB担当記者)

 体力の低下と相まってささやかれるのが、安打製造機にとって命とも言える動体視力の衰えだ。

「三振率があまりにも高い。最近は多少改善されたものの、いまだ20%を超えています。キャリア通算で10%前後のイチローにとって過去最悪の数字です。ヤンキースを退団する14年オフ、『打てない、守れない』と現地で大バッシングされましたが、その時ですら18%。衰えは隠しきれません」(前出・MLB担当記者)

「レーザービーム」の異名を誇った強肩も同様だ。5月24日(日本時間25日)、ライトを守っていたイチローに三塁補殺の機会が訪れる。しかし、矢のような送球は見られなかった。グラウンドに二度バウンドし、三塁手のグラブに収まる頃、ランナーは悠々とベースに到達。米スポーツ専門サイト「スポーティングニュース」は、イチローに敬意を示す一方で、「強肩よ、安らかに。すばらしい生涯だった」と酷評している。

 イチロー自身、衰えを痛感していたのだろうか。毎年オフに帰国すると、ごく親しい関係者に1年のお礼を兼ねて挨拶回りをする習慣があるのだが、昨オフに面会した友人はこんな証言をする。

「サングラスやグラブといったシーズン中に使用した愛用品にサインを入れて渡してくれたんですが、『あと何年できるか、わからないからね。大切にしてよ』とこぼしていた。公には『50歳まで現役でいたい』と語っている彼の口から後ろ向きな発言が出たことにすごく驚きました」

 だが、非情な現実は確実に近づいている。これにはマーリンズの球団事情も影響しており、

「イチローの人気はいまだに絶大で、球団社長も『引退まで契約したい』と語っています。しかし、マーリンズは今オフの球団売却がほぼ確実視されているため、その希望は実現しないでしょう。実は今季の年俸は約2億3000万円と、メジャー契約選手の中では最下層の金額ですが、これに見合う成績が最低2割5分と言われている。そのため現在の成績では他球団も獲得に動くとは考えづらく、この数値を下回れば、イチローにとっては本意でないマイナー契約が提示されるでしょう」(前出・MLB担当記者)

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