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記事全文を読む→「君たちは産業廃棄物以下」「さだまさし歌詞を引用」…人間味溢れる名判事
法曹界におけるエリート集団、裁判官。ある弁護士は「例外なくエリートが揃っている」と言うが、彼らも人の子。感情を爆発させることだってある。
2003年、水戸家裁で暴走族メンバーが少年をリンチの果てに死亡させた事件の審判が行われた。その時、裁判官は加害少年たちにこう言ったという。
「犬のうんこですら肥料になるのに、君たちは何の役にも立たない産業廃棄物以下じゃないか」
少年審判は内容がいっさい非公開となっているため、水戸家裁もこのような発言があったかは公開できないとしているが、なかなか痛烈だ。
2009年に覚醒剤取締法違反で酒井法子が逮捕された際の判決公判では「あなたは映画やドラマなどいろんな役を演じてきましたが、残念ながらこれは現実です」と裁判官が諭したという言葉がピックアップされた。
“一言裁判長”と呼ばれた名判事は、故・松浦繁元仙台高裁判事。株価操作などで起訴された被告の意見陳述の後で、「さすがに株の仕組みに詳しいですなぁ。立板に水のようです」と冗談を飛ばす。所得税法違反の罪に問われた“次郎”という名前の被告には、こう説諭した。
「被告は海外から戻ってきたが、◯◯(被告の苗字)次郎であって浦島太郎じゃない。まだ若くて十分働ける。努力して残りの税金や罰金を納めるように」
ユニークな言葉が注目されていた松浦判事だが、「安楽死の四要件」を示したことで高く評価された裁判官でもあった。
名判事といえば、忘れてはならないのが2003年にリクルート事件を担当した山室恵元東京地裁裁判長。栄転とされる地裁所長の内示を断り、その後は客員教授などに転身。検察側、弁護側に厳しく、もたついていたり、証言内容が重複していると厳しく注意し、ヤジる傍聴人に対して、退廷させたというエピソードも。同時に、自身に対しても厳しく、金属製クリップの先端で手のひらを刺して、眠気を覚ますように努めていたとか。
そんな山室判事は、2002年に銀行員を暴行して死なせた少年2人に対して、さだまさしの「償い」という曲からの引用を交えてこんな言葉をかけたことで有名になった。
「歌詞を読めば、君たちの反省の弁がなぜ人の心を打たないかわかるだろう」
後に「人ひとりを死なせた重さを理解させたかった」と漏らしたという。
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