芸能

「君たちはどう生きるか」賛否両論が観客動員を加速させる「宣伝ナシ戦略」のズバリ的中

 宮崎駿監督の10年ぶりとなる新作映画「君たちはどう生きるか」が7月14日から公開され、4日間で興行収入21.4億円(動員135万人)を記録した。

 これはジブリ最大のヒット作で、日本歴代興行収入2位の「千と千尋の神隠し」(2001年公開)の初動4日間の興収19億5437万円を超える数字だ。

 同作は声優に菅田将暉、あいみょん、木村拓哉ら豪華メンバーが起用され、主題歌は米津玄師の「地球儀」。その「地球儀」は17日に配信スタートし、各配信サイトで1位を獲得するなど話題豊富だが、公開前にポスターとタイトル以外の情報を一切出さないという異例の戦略を取っていた。

 映画ライターが語る。

「そうした戦略の結果がどう出るか、業界でも注目されていましたが、見事に成功したということ。秘密にしたことでマスコミやSNSが飛びついて勝手に宣伝してくれた。今回、初動の興収がすごいという情報が流れたタイミングでちょうど子供たちは夏休みに入り、今後も客足が伸びることは確実でしょう。予告編やCMを流さなかったことで浮いた広告費は数億円といわれ良いこと尽くしですが、ファンが多い宮崎駿作品だからこそ可能だったと言えます」

 内容については絶賛派と酷評派で二分しているが、それがまた話題を盛り上げ「劇場で確認しよう」という人が増える。また一度見ただけでは難解な部分もあることから、リピーターも増加する気配。どこまで観客動員を伸ばすか見ものだ。

(鈴木十朗)

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