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記事全文を読む→吉永小百合 封印された肉食系「愛欲生活」(2)「あなたとは結婚できません」
先の中尾のインタビューによれば、
〈彼女の広島のロケ地に立ち寄った時、僕は猛烈に腹を立てた。(中略)宿の浴衣の裾もいぎたなく乱して、お銚子を並べ、タバコもスパスパふかしながら宿で酔ってるんだ〉
怒った中尾は自分の部屋に吉永を呼びつけて説教。そこへ止めに入ったのが、渡哲也(69)だった。
その後、2人が急接近したのは、吉永と初共演した映画「愛と死の記録」(66年)だった。中平氏が語る。
「主演の浜田光夫が大ケガをしてしまい、アクション専門だった渡さんに代役が回ってきたんです。小百合ちゃんとヒシと抱き合うラブシーンもあり、私生活にも情が飛び火したんでしょう」
著書にはこうある。
〈二人の仲は、その世界では周知の事実だった。渡が小百合のことを、ごく親しい仲間内では「うちのカミさん」と公言していたからだ。(中略)昭和四十三年頃のことである〉
小百合は2人の愛が始まったこの作品に、異常なほど愛着を持っている。カットされた原爆ドームでのラブシーンを、自著エッセイ「夢一途」の中で切々とつづっているだけでなく、そのシーンの写真をデカデカと載せているほどだ。
中平氏は、2人の「デート現場」をこう証言する。
「ロケ先のことはわかりませんが、その頃はまだ隠し部屋なんて借りていませんから、渡さんは小百合ちゃんの実家に遊びに行っていました。そこでは応接間に通され、両親が同席してお茶を飲む。外で会おうとすると、両親から『今日は行けません』とドタキャンの電話が入る。小百合ちゃんは両親に、渡さんと結婚する意思を伝えていましたが、両親はどうにかして引き離したかった。『あんなモテる男じゃ、お前が苦労する』と」
そして箱入り娘ならではの悲話が─。
「渡さんは酔っ払うと『何で俺のところに飛び込んできてくれないんだ』と嘆いては、小百合ちゃんに電話して結婚を迫っていたといいます。でも結局、彼女は、渡さんより両親を取る形になり、破局した」(中平氏)
映画界で「吉永にとって初めての男だった」と言われる渡哲也との大恋愛は、2年余りで終幕を迎えた。
前出のジャーナリストは後年、吉永本人からこの時の話を聞いている。彼女は次のように話したという。
「両親を説得できなかったんです。だから(渡と)直接会って、『あなたとは結婚できません』と伝えました。涙が止まりませんでした。それで別れたんです」
その後、渡の結婚を知らされた吉永は、「悔いがある」と言って、泣き通したのだという。
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