エンタメ
Posted on 2011年09月11日 11:54

本誌名物1000人アンケート 我が青春を彩った「昭和の歌姫」ランキング(6)新世代シンガー中村 中を作った歌姫たち 「表現者としての研ナオコさんは衝撃でした」

2011年09月11日 11:54

「友達の詩」で07年の紅白にも出場した中村中(26)は、自身のルーツに「昭和の歌姫たち」が存在したと言う。世代を遡って聴いた歌謡曲への思いを、ここに明かした。

 初めて自分で買ったCDが研ナオコさんのベスト盤でした。確か、小6の時だったと思います。当時の研さんは、あまり歌手としての活動はなさってなくて、私にはコメディエンヌの印象でした。そんな方が、これほど悲しそうな歌を、表現者として完璧に歌っていらっしゃったのかと。小椋佳さんの「泣かせて」、中島みゆきさんの「あばよ」、阿木燿子さんと宇崎竜童さんの「愚図」など、いろんな方が提供されても、まるで全部、研ナオコさんが作ったかのように聴こえる。
 そして「悲しみ」を提示して、私には「そこからどうしますか?」とヒントのように聴こえました。引っ込み思案だった私が、人前で歌を歌うようになったのは、音楽のほうが伝えられるんだと思ったからです。
 さて先日、お亡くなりになられた日吉ミミさんですが、実は私のラジオ番組のタイトルが「よのなかばかなのよ」なんです。これは日吉さんの「世迷い言」というヒット曲の「上から読んでも下から読んでも、ヨノナカバカナノヨ」ってフレーズに由来しています。私の名前も回文になっていますが、それと引っ掛けての番組タイトルです。
 日吉さんの不思議な声質も憧れますが、あの詞を聴いた時に、言い得て妙だなと思いました。作詞が阿久悠さん、作曲が中島みゆきさんという豪華な組み合わせですが、日吉さんの「バカ」という表現には叱っているようで、深い愛情で包み込む。そんな温かさを感じています。番組のオープニングでは、ずっとこの曲を歌い続けていこうと思っています。
 そして私のデビュー曲だった「友達の詩」ですが、実は先に岩崎宏美さんがカバーしてくださったんです。あれほどすばらしい方に歌っていただいたのは光栄でした。
 それから由紀さおりさんには楽曲提供をさせていただいたんですが、由紀さんは私を何かにつけて「先生」と呼びます。単に私を持ち上げているのではなく、誰かに曲を書くということは才能なのだから、常に背筋をしゃんと伸ばしていなさい│そんなメッセージにも思えます。10代の頃に多くのステキな音楽によって励まされた。そんな私の経験を、私も音楽によって伝えていけたらいいなと思っています。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年03月02日 07:15

    ハックション!そんな忌々しいくしゃみの音が、日本列島を包み込む季節がやってきた。だが今年は少し様子が異なっているようだ。政府がブチ上げた「花粉症解決に向けた杉林の伐採・植え替え」が全国で本格化。長年、花粉症という国民病に苦しんできた人たちに...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    エンタメ
    2026年03月03日 07:00

    小学館の漫画アプリ「マンガワン」をめぐる問題が、波紋を広げている。発端は、過去に児童買春・ポルノ禁止法違反で罰金刑を受けていた漫画家が、別名義で新連載を開始していたことだ。編集部は起用判断の不備を認め、当該作品の配信停止と単行本の出荷停止を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月04日 12:00

    Appleが「iPhone 17e」を3月2日に発表した。価格は9万9800円(256GB)だ。前世代から価格を据え置きながら、最小ストレージを128GBから256GBへと倍増させた。半導体価格が高騰する中で、これは評価していい。A19チッ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク