例えば、こんな場面を想像してほしい。休日の昼下がり、渋滞を避けようと、カーナビが案内した田畑の間の脇道へ入る。一般に使われている道で、車同士がすれ違える程度の幅はある。だが速度を指定する標識や標示、中央線、車両通行帯はなく、中央分離帯や柵も...
記事全文を読む→【一杯酒場】神奈川・杉田「愛知屋 小林商店」
70余年の歴史ある酒屋で嗜む角打ち
70種のアテと日本酒で過ごす粋な時間
酒屋の一角で立ち飲みを楽しめる「角打ち」。その魅力は、酒屋ならではの品ぞろえと原価に近い価格、そして、「ちょっと一杯」の気軽さだろう。歴史ある飲み屋が数多く存在する杉田で、店主の祖父から3代、70年以上にわたって角打ちを営む同店も、連日多くの客で賑わいをみせている。
常置している日本酒の銘柄は約30種。300円から味わえる手ごろ感もさることながら、一滴もこぼさずコップの縁ギリギリに注ぐ店主の技は、驚嘆に値する。
日本酒をはじめとした酒がメインの角打ちでは、乾き物や缶詰など手軽なアテの多い向きがあるが、同店は、刺身やしめさばなどの生ものから、焼鳥、フライ、卯の花やたまご焼きといった惣菜に至るまで、70種近くがショーケースに並ぶ。しかも、そのほとんどが300円以下。キャッシュオン形式ながら、冷奴にはかつお節を乗せ、温物は温めてから提供してくれるひと手間がありがたい。めざしにおいては、カウンター裏で炙りなおしてくれる心配りも。
そんな配慮の行き届いた接客に表れる店主の温かな人柄も、同店が衆望を集める理由のひとつ。昭和の名残を感じる空間で、酒を片手に和やかな時間に浸れば、角打ちならではの粋なひとときを堪能できるだろう。
■愛知屋 小林商店
住所:神奈川県横浜市磯子区杉田4-8-57 電話:045-771-0727 営業時間:月~土15:00~21:30 定休日:日・祝
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