芸能
Posted on 2022年01月30日 17:59

小野寺昭、「『太陽にほえろ!』で殉職」の“あっけなさ”は自身の要望だった!

2022年01月30日 17:59

「太陽にほえろ!」と言えば、1972年から日本テレビ系で放送された連続刑事ドラマ。主役の石原裕次郎(故人)が演じた、七曲署の捜査第一係長・藤堂俊介を「ボス」、同じく刑事の竜雷太を「ゴリさん」、小野寺昭を「殿下」などとニックネームで呼び合う斬新な設定がウケた。一方、このドラマから萩原健一(故人)、松田優作(故人)といった大スター俳優を多く輩出したことでも話題となり、86年まで放送された長寿の人気ドラマだった。

 その「太陽にほえろ!」の初期メンバー「殿下」として出演した俳優の小野寺昭が、俳優で作家の小野寺丈のYouTubeチャンネル〈丈熱BAR〉の1月23日付け投稿回〈【小野寺昭】『太陽にほえろ』の裏側!!萩原健一・松田優作、天才的俳優の素顔とは!?〉とタイトルした投稿回に出演した。

 現場で同じ苗字だったことが印象的だったこと進行を深めた2人だが、小野寺昭いわく、当初は2クール(半年間)の予定で放送開始された「太陽に─」だったが、「マカロニ」こと萩原人気の効果も相まって1年に延長。

「オレは半年のつもりだったのに、もう半年やるのかよ~、飽きたよ~」と萩原は愚痴をこぼしていたそうだ。ところが、ドラマの人気はうなぎ上りとなり、さらに延長…ゆえに、1年が経った時点で、萩原から「殉職させてくれ」との申し出があり、「太陽にほえろ!」名物、定期的に訪れる新人刑事の殉職シーンにつながったのだと語られた。

 小野寺昭も、刑事以外に芝居ができなくなるとの懸念から、ドラマ降板をプロデューサーに申し出たという。そして、出演から8年が経過した80年、「新人刑事とは違う殉職の仕方を考えてほしい」「あっけなく殉職したい」との小野寺の願いが聞き入れられ、交通事故という設定で“殉職”となったのだそうだ。

 派手で特徴的な劇中曲が頭によみがえる、当時を知るファンには実に懐かしく、興味深いエピソードである。

(ユーチューブライター・所ひで)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月22日 20:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月17日 20:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月24日 20:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク