スポーツ
Posted on 2025年07月01日 08:00

原辰徳の「10.8引退試合」が運命的だった「15回引き分け再試合」の巡り合わせ

2025年07月01日 08:00

 球団創設以来、歴代巨人監督として最多となる1291勝を挙げたのは原辰徳氏だ。選手時代、1995年10月8日の現役最終試合は、巨人のシーズン最終戦でもあった。
「4番・三塁手」としてスタメン出場。7回裏に左中間スタンドへ382本目の本塁打を放ち、自ら花道を飾っている。

 原氏は試合後、江川卓氏が総合司会を担当していたスポーツニュース番組「スポーツうるぐす」(日本テレビ系)に出演。
「ずいぶん飛んだし、まだ現役やれるんじゃない?」
「あれは自分の力だけじゃない。何かがやっぱり作用したと思いますよ。江川さんも実況席から『入れ、入れ』って祈ってくれたでしょ」
 当時、こんなやりとりがあったのである。そして最終戦の日程を、
「運命的な巡り合わせがあった」
 と原氏は言うのだった。

 このほど、江川氏が自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】」で、この件に言及。「運命的な巡り合わせ」としたのはなぜかと当時の記憶と辿ると、
「背番号8だから」
 その理由はこうだ。
「背番号と同じ8のつく日に引き分け再試合分の1試合が最終戦に組まれて、その日が引退試合だったから」

 15回引き分け再試合の制度は1990年から2000年まで、セ・リーグで適用されている。原氏の引退試合があった1995年のセ・リーグの引き分けは、9月1日の巨人×広島戦のみ。

 ちなみにこの年、セ・リーグ優勝は野村克也監督率いるヤクルト。2位は三村敏之監督率いる広島。長嶋茂雄監督率いる巨人は3位だった。

(所ひで/ユーチューブライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月22日 20:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月17日 20:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月24日 20:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク