芸能

古舘伊知郎「フルタチさん」好発進はフジテレビにとって諸刃の剣?

20161108furutachi

 古舘伊知郎にとって半年ぶりとなるレギュラー番組にして、自身の名前を冠した「フルタチさん」(フジテレビ系)が11月6日に初回放送を迎え、視聴率8.2%をマークした。2桁には届かなかったこの数字をどう評価すべきなのか。テレビ誌のライターが驚いた表情で語る。

「これはもう大健闘と言っていいでしょう。若者に人気の『日曜もアメトーーク!』(テレビ朝日系)を上回り、この時間帯で絶対王者の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に次ぐ民放2位でしたからね。日曜19時台はまさに激戦区で、NHKは子供から高い支持を受ける『ダーウィンが来た!』ですし、テレビ東京も同局でトップ級の人気を誇る『モヤモヤさまぁ~ず2』を投入。その中でフジテレビはこれまで惨敗に次ぐ惨敗でしたから、今回の数字は逆転ホームラン級の価値があります」

 長らく低視聴率にあえいでいたフジテレビにとって、起死回生の一発と言えそうな「フルタチさん」。だがこの高視聴率は今後、フジテレビにとって諸刃の剣になる可能性を秘めているというのだ。一体どんな危険をはらんでいるというのか。テレビ誌のライターが続ける。

「高視聴率を維持できれば、主役である古舘の発言力が高まるのは確実。そうなると、現在は企画協力という形で関わっている古舘プロジェクトが番組制作にも絡むようになるかもしれません。これは視聴率と引き換えに、放送枠をまるごと古舘に差し出すようなもの。その場合、番組の内容にすら局側が口出しできない“聖域”と化する可能性もありそうです」

 かつての「報道ステーション」(テレビ朝日系)に続き、またもや古舘が自分の城をテレビ局内に打ち立てるのか。そんな劇薬であっても、いまのフジテレビは飲み込まざるを得ないのかもしれない。

(金田麻有)

関連記事:子供を騙して公開処刑!古舘伊知郎「フルタチさん」に視聴者から批判殺到 http://www.asagei.com/excerpt/69551

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
4
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか
5
【鉄道】新型車両導入に「嫌な予感しかしない」東武野田線が冷遇される「不穏な未来」