スポーツ

連投の金足農・吉田輝星「代表入り」の影で“泣かされた”もう一人の好投手

 大会No.1投手と称賛された金足農・吉田輝星の雄姿は、全日本では見られないかもしれない。夏の甲子園大会が終わり、第12回BFA U-18野球選手権大会に参加する代表メンバー18人が発表された。そこには吉田の名前もあったが、日本高校野球連盟(以下=高野連)は、彼の代表入りには慎重だったという。

「大会終了後、ドクターチェックを要請しました。そして医師から『連投の問題ナシ』の診断結果を受け、代表入りの最終判断がされました」(球界関係者)

 こうした気配りを聞かされると、高野連は柔らかくなったものだ、と思わずにいられない。代表監督を務める元報徳学園の永田裕治氏も球児に無理をさせないタイプなので、いい意味で吉田は温存、先発なら1試合、あるいは、勝ちゲームのみの救援登板ということになりそうだ。

「吉田がドクターチェックで引っかかった場合、数人の代理リストも作成されていました。その中には、派手なガッツポーズを注意された創志学園の西純矢投手もいました」(スポーツ紙記者)

 前出の関係者によれば、県予選からの連投も加味し、吉田は選ぶべきではないとの意見も出ていたそうだ。結果、「ドクターチェックを経てから判断する」となったわけだが、ガッツポーズを注意した一件に関しては、「そこまで目くじらを立てなくても…」とする意見も、大会中から寄せられていた。実際、U-18野球選手権大会ではそういう細かいことは注意されない。諸外国の投手のほうが、感情を表に出しやすいからだ。西投手ではなく、投球制限が掛けられる形の吉田をあえて選んだのは、主催国としての話題作りか? 

(スポーツライター・飯山満)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
2
商品価値が落ちたヤクルト・村上宗隆「メジャー計画変更」で大谷翔平と同じ道を
3
土壌ラドン濃度・衛星観測・上空発光…火山噴火と大地震「前兆キャッチ」の新技術がスゴイ!
4
山尾志桜里の「公認取り消し」騒動を起こした玉木雄一郎は「榛葉幹事長人気に焦った」って!?
5
フジテレビ・山本賢太アナが行方不明に!? 「代役」登場と「謎のテロップ」