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既にプレミアム化確定!名作SF映画イベント上映にファンが苦悩する理由

 この秋、日本中の映画ファンが大きく注目する上映イベントが開催される。そこで上映されるのは、実に50年前の映画で、しかもすでにDVDもブルーレイも入手が可能な作品であるにもかかわらず、だ。

 その作品は「2001年宇宙の旅」。クールな映像センスで人類の進化、そして地球外生命体との接触を描いた、映画史に燦然と輝くスタンリー・キューブリック監督のSF映画だ。今更なぜこの作品の上映が、そこまで大きな注目を集めているのか。

「この作品の70ミリフィルムによる上映が決定したからです。これは、公開50周年を記念してカンヌ映画祭で上映された『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督監修による、オリジナルネガからデジタル処理無しで作られたニュープリント版。これまでの映像ソフトとはまったく違う、初公開当時の映像を忠実に再現したものなんです」(映画ライター)

 さらに今回の上映は、公開時に挟みこまれた「休憩」も復活。さらに上映前の前奏曲、休憩時・終映時の音楽まで再現するという、「『2001年』初公開」を楽しめるイベントとなるのだ。

しかし、今回のイベント上映は、多くのファンを喜ばせるとともに、大きな苦悩を与えているという。

「現在、日本で70ミリフィルムを上映できる施設は、東京・京橋の国立フィルム・アーカイヴのみ。そして今回発表された公開スケジュールは10月6~7、10~14日の6日間で、それぞれ2回上映の計12回。席数は約300なので、おそらくチケットはかなりの争奪戦になると思われます」(映画ライター)

 この後すぐ、フィルムは海外に送られるとのことで、今後の追加上映の望みは無し。チケット発売は9月1日。このプレミアムな映像体験に、興味のある向きはチャレンジしてみてはいかがだろうか。

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