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記事全文を読む→死んだら負け発言で炎上の松本人志に「鴻上尚史の伝える力を見習え!」の声
死者に鞭打ち発言を撤回しない松本人志に対し、批判の声が止まない状況だ。松本は10月14日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)にて、今年3月に自死したアイドルグループ「愛の葉Girls」の大本萌景さんを巡り、「死んだらみんながかばってくれるって風潮がボクはイヤ」「勉強や授業でも“死んだら負けやぞ”ってもっともっと教えていくべき」とみずからの考えを主張した。
この発言に批判が殺到すると、今度は17日に〈自殺する子供をひとりでも減らすため【死んだら負け】をオレは言い続けるよ。。。〉とのツイートを発し、火に油を注ぐ形となったのである。これら一連の発言について、子育て中の芸能ライターが指摘する。
「確かに『死んだら負け』というのはある意味で正しいのですが、松本はその伝え方が間違っています。本来なら『とにかく死ぬな』と伝えるのが大切で、あくまで生き延びることを前提で語るべき。それを《死んだら負け》と突き放してしまうと、自死を選んだアイドルが負け犬だと断罪しているのも同然です。それゆえ松本の発言は彼女に寄り添うものではなく、自死など考えたこともない松本による“強者の論理”にしか見えません」
自死を巡る議論では昔から、死を選んだ側に努力を強いる論調が少なくない。今回の松本もやはり被害者側に努力を促している形だが、前出のライターは、劇作家で演出家の鴻上尚史氏によるアドバイスが参考になると、こう語る。
「鴻上氏は2006年、朝日新聞に《いじめられている君へ》と題した文章を寄稿。ここで鴻上氏は『あなたに、まず、してほしいのは、学校から逃げることです。逃げて、逃げて、とことん逃げ続けることです』と、苦しい場から逃げ出すことの大切さを説きました。その上で『次にあなたにしてほしいのは、絶対に死なないことです』と続け、自死を選ばないようにとのアドバイスを送ったのです。そんな鴻上氏の寄稿文と松本の主張では、根本にある考え方にさほどの違いはないはず。要は伝え方ひとつで、現状に苦しんでいる人の心に届くかどうかが大きく変わってくるのです」
同様のアドバイスとしては、ロックバンド「叫ぶ詩人の会」で活動していた詩人のドリアン助川氏も1990年代に、ラジオ番組で「いじめられていたら逃げろ!」と発言。その主張は多くのリスナーに衝撃を与えるとともに、いじめ被害者の心に染みわたったという。松本は鴻上氏や助川氏の“伝える力”を見習ってみてはいかがだろうか。
(金田麻有)
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