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記事全文を読む→キノコは煮ても焼いても究極の万能食(3)しじみの7倍も効果あり!
さて、酒飲みにぴったりなキノコはなんと、しめじだった。昔から「香りマツタケ、味しめじ」のことわざがあるが、正確には、ほんしめじ。マツタケ同様に養殖はできないので、あるいはそれ以上に高価なキノコだ。スーパーなどで売られているのはまったく別物の養殖もので、ぶなしめじ。しかし、バカにしてはいけない。ぶなしめじにもきちんと健康効果がある。
「キノコ類には、脂質や糖質の代謝を促し、血中のコレステロールや中性脂肪を下げ、血行を促進したり、動脈硬化を防ぐ効能があるナイアシンが豊富。アセトアルデヒドの分解を助けるので、二日酔い予防にもなる。二日酔い対策で有名なオルニチンも豊富です。中でもしめじはナイアシンもオルニチンも断トツに豊富で、ぶなしめじでさえ、100グラム当たりで、しじみが20ミリグラム含有に対し、140ミリグラム。しじみの7倍も含まれているんです」(露木氏)
簡単に効果を得ようとするなら味噌汁がいい。水から弱火~中火で10~15分煮れば成分のダシがじっくり出て、絶品のしめじ汁の出来上がりである。
健康効果のあるキノコの種類は数知れないが、理学博士でSEXコンサルタントの秋好憲一氏は言う。
「昆虫などに寄生して成長するキノコの総称を冬虫夏草と言いますが、チべッ卜のコウモリ蛾に寄生して発生する冬虫夏草は最高級品とされ、中国では不老長寿の秘薬とされている。そして冬虫夏草にはバイアグラ効果があり、究極の精力剤としても注目を集めています」
ここまで見てくると、キノコは究極の万能食であろう。とはいえ、かつてはガンの特効薬とまで言われて一大ブームとなったアガリクス(ヒメマツタケ)を常用していた研究者がガンで死亡した例もある。「朝日カルチャーセンター」で漢方の講師も務める薬剤師・平地治美氏が注意喚起する。
「キノコの健康効果は昔から言われてきました。成分にはすばらしいものがあり、漢方では広く使われている。しかし、インドの伝統医学・アーユルヴェーダでは、キノコの多用を戒めています。いいからといってそればかりというのはむしろ害になるので、注意も必要だということです」
過ぎたるは何とやら。適度にということなのだ。バランスよくキノコを堪能したいものである。
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