芸能

戦慄の「アイドル襲撃」実録60年<グループの激震篇>記憶に新しい「AKB48握手会傷害事件」

 今やアイドルのほとんどはグループでの活動となっている。なにかと物議を醸すことも多いが、それは80年代から始まっていた。

「のぞみの分まで頑張る」

 倉沢淳美(52)が発したひと言が大事故につながった。倉沢は“のぞみ”こと高部知子(51)らと企画ユニット「わらべ」を組んでいたが、高部が有名な「ニャンニャン事件」を起こしたことで脱退。

 エールの意味で倉沢はこの発言をしたのだが、84年4月8日に行われた札幌でのサイン会でのこと。高部ファンの男がナイフで切りつけ、倉沢は右手首に6センチの傷を負う。倉沢の発言を「生意気だ」と思ったのが理由だった。

 ずさんな会場設営が大失態につながったのは、83年10月1日に起きた「オールナイターズもみくちゃ痴漢事件」であろう。人気深夜番組「オールナイトフジ」(フジテレビ系)は空前の女子大生ブームを作ったが、レギュラーの「オールナイターズ」を前面に出しての公開生放送を池袋サンシャイン・噴水広場で開催。

 会場には1万人ものファンが押し寄せ、放送終了後にパニックとなる。出番を終えた女子大生たちを送迎バスに乗せるはずが、バスは会場のはるか後方。男たちにもみくちゃにされながらバスまでたどりついたものの、ショックで翌週からの出演を辞退した子が何人もいたという。SNS全盛の今なら、さらに批判が殺到していたかもしれない。

 そして現在のアイドルブームを支える「AKB48」にも何度となくトラブルは起こった。最たる騒動が14年5月15日に起きた「AKB48握手会傷害事件」だ。

 この日、メンバーの川栄李奈(24)と入山杏奈(23)が、握手会の列に並んだ男からのこぎりで切りつけられる。

 男はファンだったわけではなく、仕事を失った腹いせを「収入が多い、自分とは正反対」と逆恨みをして、犯行に及んだという。

 石川敏男レポーターは、こう断言する。

「昔と比べればアイドルとファンの垣根が低いんだから、こうした事故はまだまだ起こりうるよ。つい最近も、ジャニーズの『Hey!Say!JUMP』が、マナーの悪い迷惑ファンを憂慮して、アリーナツアーの中止を発表したけど、そうした対策手段を取ることも必要になってくる」

 今なお解明の糸口が見えない「NGT48」の山口真帆(23)への暴行事件も、誰もが納得する説明が必要だろう。

 そして惨事は日本だけではない。近年のK-POPブームの主役であった「少女時代」も、あっけに取られる事態に巻き込まれた。

「11年4月17日、ソウルのイベントで少女時代がステージを展開している時、突然、男が乱入してテヨン(30)の手を引っ張って舞台袖に消えたんです」(K-POPライター)

 あわや公開拉致になりかけたのである。男性司会者と警備員の機転で男は取り押さえられたが、幸いテヨンにケガはなく、すぐにステージも再開。ただし、主催者側は観客に全額を返金し、思わぬ痛手を食らうことになった。

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