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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「ハリウッドザコシショウ」(2)リストラのあとも挫折が続いたの!?
ザコシショウ そうかもしれません。翌年には浅井君と「G★MENS(ジーメンス)」というコンビを結成してデビューしました。
テリー さすがに最初から今みたいな芸風じゃないでしょう。コンビの時は、どんなネタをやっていたの?
ザコシショウ いえ、昔から正気じゃないようなネタばかりでしたね。「なんでやねん!」のタイミングで「アーッ!」って奇声を発するような。
テリー アハハハ、奇声がツッコミなんだ。
ザコシショウ 静岡出身ですから、関西弁のツッコミに違和感があるんですよ。奇声だったら万国共通だと思って。
テリー くだらないなー。それ、ウケたでしょう。
ザコシショウ ホームランか三振のどっちかで、目も当てられないくらいスベることもあって。しかも打率は、1割8分くらいなんですよ(苦笑)。
テリー ハハハ、ほぼ負け試合じゃない。
ザコシショウ そんな感じだったので、活動拠点だった「心斎橋筋2丁目劇場」が取り壊された際に「増えすぎた芸人を整理しましょう」ということで、僕らはリストラされたんですよ。
テリー えっ、吉本から「お前らクビだ!」って言われたの?
ザコシショウ いえ、そこの芸人でリーグ戦をやって決めるんですが、僕ら全然ウケなくて最下位のクラスに落ちてしまって。
テリー あらら。
ザコシショウ それで「事務所を変えて、イチからやり直そう」と2人で上京してナベプロ(現・ワタナベエンターテインメント)に入るんです。とんとん拍子でレギュラー番組も決まったりしたんですが、その1年半後にはコンビを解散しました。
テリー その理由は何だったの。
ザコシショウ 浅井君から「10年やったし、結婚もしているから辞めたい」と言われまして。
テリー ずっとコンビでやってきて、急にピン芸人になるのって大変だよね。
ザコシショウ そうなんですよ。そもそもピンならどんなネタをすればいいか、なんていう勘もつかめていないし。そんな状況では仕事も取ることができませんから即戦力にもなれませんし、結局、僕もナベプロを辞めることにしました。
テリー なるほど、ここもまた人生の分岐点だね。
ザコシショウ で、1人になっていろいろ考えたんですが、その時は自分だけでライブに出る勇気もなくて、「俺も芸人辞めようかな」と思ったんです。その頃、知り合いの漫画家のツテでコンビのネタを使った4コマ漫画を描いて出版社に持ち込んだんですが、編集者に「長年見てきているけど、こんなひどい漫画は初めてだ」みたいな、ものすごいダメ出しをされたんです。
テリー それはキツいね!
ザコシショウ 自分の笑いには自信がありましたから「もう芸人しかない!」と、ここであらためて決意したんですよ。ちょうどその時、今の事務所のソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)がお笑い部門を新設するというので、ネタ見せに行ったんです。
テリー 新部門だと、気も楽なんじゃないの。
ザコシショウ そうなんですよ。集まるのも他の事務所で失敗してきたヤツらばっかりだから、誰も威張るようなこともなく、実に居心地がよくて(笑)。
テリー ハハハ、芸人再生工場だ。でも、それでザコシさんがまたお笑いの道に戻れたんだから、よかったよね。
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