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久保はホロ苦デビュー、李康仁には大歓声「日韓の至宝」対戦で明暗

 スペインのマジョルカに所属する日本代表MF久保建英が9月1日、リーガエスパニョーラ第3節のバレンシア戦に途中出場し、念願のデビューを果たしている。

 “白い巨人”ことレアル・マドリードでのデビューを期待していたであろう久保だが、レンタル移籍で加入したマジョルカのユニフォームである真っ赤なキットに身を包み、チームが2点のビハインドを背負う78分からピッチに登場。

 神妙な表情でボールを待ち、逆転を目指すチームの起爆剤としての役割を期待された久保だったが、加入したてという事情もあってか周囲との連携ができず、見せ場を作るには至らない。“存在感を見せたい”という久保の気合とは裏腹に、最後まで歯車が噛み合うことはなく、インパクトを求める日本人ファンにとってもモヤモヤの残るファーストステップとなった。

 スペイン紙「as」が久保のマジョルカでのデビュー戦を〈完全に消えていた〉と辛辣に綴ると、地元メディア「Diario de Mallorca」も〈久保がほとんどチームのプレーに関与することができなかった〉とした上で〈夢に描いたようなデビューとは全く異なるものであり、クオリティーを示すこともなかった〉と辛辣だ。

「0-2でリードされた状態で78分から投入された訳ですから、久保に救世主のような役割を求めることには無理がありますが、プレーにほぼ関与できなかったことは今後の課題として解決すべき案件でしょう。また、対戦相手のバレンシアは終盤、久保のライバルとして頻繁に比較される18歳の韓国人プレーヤー・李康仁(イ・ガンイン)を投入し、素晴らしいドリブルを披露する場面もありました。久保がフラストレーションを溜めるとすれば、チームの2点差をひっくり返せなかったことよりもむしろ、同じ18歳の李が歓声を浴びていた点にあるかもしれません。彼は2年以上も前にバレンシアとトップチーム契約を締結し、久保にとっては同年代ながら先輩にあたりますからね」(スポーツライター)

 とはいえ久保の大きな挑戦はまだまだ始まったばかり。継続的なプレータイムさえ確保できれば、イ・ガンインを超えるパフォーマンスを見せつけることができると信じたい。

(木村慎吾)

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