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記事全文を読む→「きまぐれオレンジ☆ロード」不良美少女誕生の瞬間
ちょっと不良で美少女、大人っぽくてプロポーション抜群。世の男子がグッとくる要素をほぼ兼ね備えていた鮎川まどかは、まさに憧れの理想像。モデルは実在のスターだった。作者のまつもと泉氏が、「きまぐれオレンジ☆ロード」誕生の舞台裏を激白!
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当時はあだち充さんの「タッチ」などラブコメブームが始まった頃。南ちゃんのような明るくてかわいい、親近感が湧くようなキャラが主流でした。なので私には、優等生ではなく、その逆の不良、アウトローなキャラでいこうというインスピレーションがありまして。ちょうど中森明菜さんが出てきた時で、彼女が歌う「少女A」のイメージですね、鮎川まどかは。私、明菜さんファンでしたから「あ、これだ!」と。
実は私は中高生時代に少女マンガを読んで影響を受けていまして。鮎川まどかを男にしたような不良キャラがけっこう出ていました。くらもちふさこさんの作品がいちばんインパクトがありましたね。で、冴えない女の子が不良男に憧れるという、少女マンガのイメージを少年誌に持っていきたかった。自分の中に持っている究極の理想像の女性を描いてやろう、という気持ちから「オレンジ☆ロード」が誕生したわけです。
そういうわけで、当初からプラトニックストーリーを考えていたんですが、当時は(連載した「週刊少年ジャンプ」では)10週で(読者の反響が鈍ければ連載が)打ち切りという制度がありましてね。スタートが大切でしたし、「少年ジャンプ」の中で生き残っていくためには純粋なラブストーリーだけでなく大人の世界も、と感じたんです。だからそういう部分も意識して、シャワーシーンなどでセクシーな大人の女性を強調しつつ、まどかを描いた。私も楽しみでした。
94年あたりから「新きまぐれオレンジ☆ロード」として、マンガを小説にした、今でいうライトノベルの先駆的なものを出しまして。続編というより、「未来」を見るという趣旨でした。その後はテレビアニメ化もされましたね。
実は私は今、脳脊髄液減少症という病気にかかって療養中の状態なのですが、いずれはこの病気を知ってもらうためにも闘病記を出版しようと思っています。「オレンジ☆ロード」に対してはいろんな出版社から続編、リメイク版を出したいという要請はあるんですが、今は体調が悪いため、保留しているんです。やる気はあるんですけど、やるやる詐欺になるといけないもので(笑)。
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