芸能

沢尻エリカは「薬物売人の広告塔」だった(2)起用を危ぶむ声が常にささやかれていた

 振り返れば、沢尻にとって「薬物とトラブル」は常に芸能人生につきまとってきた。女優生命の崖っぷちに立つことになった07年9月の「別に騒動」の時もそうだ。映画「クローズド・ノート」(東宝)の舞台挨拶中にいらだちを隠さず「別に‥‥」とテレビカメラの前で発言したことで物議を醸し、その後、エリカ様は芸能界から干されることになった。

「それでも『1リットルの涙』(フジ系)での病魔にむしばまれた薄幸の少女役の名演技ぶりはドラマ関係者から高い評価を得た。『もう一度エリカをよみがえらせたい』というテレビ局幹部からの後押しを受け、再び連ドラ主演に復帰することができた」(スポーツ紙芸能デスク)

 その一方、沢尻の起用を危ぶむ声もささやかれていた。民放テレビ局関係者が語る。

「奇行こそなかったものの、ドラッグの噂は根強く、素行の悪い沢尻を心配するドラマ関係者は多かった。沢尻はクラブでの夜遊びを公言していましたが、ドラマ撮影の時期になると『遅刻しないように撮影中は禁酒します』と宣言し、実際にパーティー通いを自粛、酒断ちをしていた」

 主演女優の薬物逮捕となればドラマは即座にお蔵入りとなるだけに、直接本人に問いただす局幹部もいたという。

「沢尻は心配を払拭するため、ドラマ同様の女優力を発揮していました。局幹部に面と向かうと、そっと手を握り、『絶対大丈夫だから』となで上げるんです。どんな疑念を持つプロデューサーもイチコロだったようです。類いまれな美貌、女優としての才能、カネ、男、名声‥‥、全てを手に入れたエリカ様ですが、それでも周囲には『満たされない』と発言することも。ハタから見れば全てを手に入れた沢尻がさらに何を求めていたのか‥‥』(民放局関係者)

 はたして、トップ女優のみが知る「渇き」をドラッグの快楽で潤していたのだろうか。元厚生労働省麻薬取締部・小林潔氏は沢尻が隠し持っていたMDMAの危険性を指摘する。

「服用すれば5分もしないうちに効果が出るセックスドラッグの一つ。ラムネ菓子のようなカラフルな錠剤で特に若い世代との親和性が強い。ブラジャーやパンツなど下着の中に忍ばせて携帯することも容易です」

 ドラッグ事情を取材するライターの吉岡幸二氏が、MDMAセックスについて説明する。

「一度キメセクを味わったら、なかなか普通のセックスには戻れません。肌が敏感に研ぎ澄まされ、ソフトタッチされただけでコーフン度が高まります。経験者の女性によると『狂ったようにアエギ声を出し続け、イキ続けてヤバい』と言っていたのが印象的でした」

 はたして沢尻はドラッグで「快感」を求めていたのか。今後の捜査の進展が待たれる。小林氏が沢尻の罪を断ずる。

「逮捕時の家宅捜索では自分からドラッグを差し出すなど観念している様子がうかがえる。自分だけは捕まらないと思う一方で、どこかで逮捕されて全てを清算したいと願っていたのではないか」

 大胆さと小心さが同居するエリカ様。行く先には、果てなしの無間地獄が待ち受けている。

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