連れ合いの従姉Aさんが小脳と大脳の出血で倒れたのは、昨年3月のことだ。帰宅途中に体調が悪くなったので、必死の思いで自力で救急車を呼び、一命を取り留めることができたが、一時は生命の危機が迫る事態だった。お見舞いに行こうと思っていたのだが、コロ...
記事全文を読む→医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<水疱瘡>「肺炎・髄膜炎・脳炎…喫煙者に“15倍”の発症数」
水疱瘡は子供の病気というイメージがあるが、大人がかかると重症化するおそれがある。
水疱瘡ウイルスに感染すると、約2週間の潜伏期間を経て赤く腫(は)れた発疹ができ、6~10日かけて強いかゆみを伴う水ぶくれになり、かさぶたへと変わっていく。38℃以上の高熱に襲われることも多い。治療薬にはアシクロビルとバラシクロビルが用いられているが、発症後、大人であれば4日以内に服用すれば効き目がある。
大人の水疱瘡のリスクは「肺炎(水痘(すいとう)肺炎)」「髄膜炎」「脳炎」を併発する場合があること。中でも「男性」「妊婦」「喫煙者」に発症のリスクが高く、特に喫煙者の場合は、非喫煙者に比べて15倍もの発症数があるといわれている。
水疱瘡は一度感染すれば、再び感染することはないが、子供の頃にかかった水疱瘡ウイルスは、体内の神経細胞が集まった部分に何十年も潜伏している。通常は発症が押さえられているが、ストレスや過労、重い病気などを引き金として、ウイルスが神経節から、その神経を通じてつながっている皮膚の表面に出てくることがある。これが帯状疱疹だ。
帯状疱疹は、皮膚の表面が赤くなった状態になり、口の中や顔回り、胸や背中などに現れる。最初は体の一部にチクチクした神経痛を感じる程度だが、数日かけてポツポツと水ぶくれができて、痛みが強くなり、激痛を伴うものに変わっていく。一番の特徴は、水疱が体の片側だけに帯状に発生し、激しい痛みを伴うことだ。帯状疱疹は他者にうつる心配はないが、水ぶくれの中のウイルスによって、水疱瘡ウイルスに免疫がない人が感染する可能性もある。
帯状疱疹ができた場合は、ウイルスを抑える薬を使って治療する必要があるため、まずは皮膚科を受診しよう。
田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。
アサ芸チョイス
昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...
記事全文を読む→鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...
記事全文を読む→今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...
記事全文を読む→

