芸能
Posted on 2013年08月21日 10:00

冴島奈緒「入院中、歯を食いしばり体にメスを入れるのを拒んだ」

2013年08月21日 10:00

 モデルから「11PM」の“秘湯の旅”コーナーの「うさぎちゃん」に抜擢され、一躍人気者になり「アイドルからAV転身」の先駆けとなった冴島奈緒。若い命を奪ったのは、全身に転移したガンだった。約14年、音楽活動を共にしたギタリストの冨士忠洋氏(44)が、壮絶な闘病の様子を語る。

「彼女とは同年代なので、AV女優としての存在は知っていました」

 99年、冨士氏は「音楽仲間から紹介された」と、冴島本人から連絡を受け、ロックバンド「SHR」に参加。その後も冴島の音楽活動を支えた。

「彼女はまっすぐな人。AVの時は“清楚なお嬢さん”という感じでしたが、実際は男気のある“兄貴”って感じでした。バンドでも奈緒さんがリーダーとして先頭を切っていた。音楽的には、うまいヘタは別としてアーティストとして持っているポテンシャルは高かったと思います。迷いがなく、小手先ではない、生き様がドーンと出ているような感じ。心に響くアーティストという意味では世界級でした。AV引退後は、世界を旅していたそうで、そういうのも影響しているのかな。ニューヨークにいた時は、英語も満足に話せないのにヌードモデルとして1人で営業していたそうです。具体的には言いませんでしたが、『怖い目にもあった』と話していました」

 歌手としては、銀座でのライブやツアーなど音楽活動を積極的に展開していた。

「05年頃でした。バンドのピアノとして参加していた私の嫁に『生理でもないのに出血が止まらない』と打ち明けたそうです。それから少しして、リハーサルの帰りに『検査で引っ掛かって入院しなきゃいけないんだ』と、ポロッと言ったんです。だけど、病名も何も言いませんでした」

 だが、見舞いに行った病院は「ガン専門」だった。

「驚きましたよ。彼女は『今のガンは治るからさ』と平然と言ってましたけど、入院中はつらそうでした。ほんの一瞬でしたが、歯を食いしばっていたことがあった。涙は見せなかったけど、ずっと強がりを続けているような感じだった。子宮頸ガンだと知ったのは亡くなってからでした。最後は、肺や体のあちこちに転移していたそうです」

 冴島は、摘出手術を拒んだという。「体にメスを入れたくない。傷痕が残るから」という理由だった。

「亡くなったあとですが、ご家族の方は『切っていればよかった』と言っていました。確かに彼女は、きれいな体を維持するために、ストイックなほど気を遣っていましたからね。アスリートみたいに体を鍛えていました。これは想像ですが、女優を続けたかったのかもしれません」

 今回の取材は、冴島の遺族の「家族としては、そっとしておいてほしいのですが、奈緒は忘れられることが寂しいと思う」という思いを受け、冨士氏が応じてくれた。冴島に癒やされたファンの思いは、「きっとキミを忘れない」はずだ──。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月02日 18:00

    三陸沖で再び地震が発生し、富士山噴火を危惧する特番が組まれ、高市政権は武器輸出を解禁─この不穏な流れは何かの兆しなのか?いち早く察知したのは「Mr.都市伝説」関暁夫氏だ。30年以上前に作られたカードが、驚愕の未来を暗示しているという。いった...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月03日 18:00

    世界の大谷翔平の背中を追う「後継者」が、同じ米国で静かに存在感を強めようとしている。日本を経由せずに米大学で名を馳せて、即メジャー入団を夢見る怪物のことだ。ところが今、その進路を巡って“別シナリオ”が確定的と言われているのだ。は...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク