芸能

篠原涼子、「ハケンの品格」に“逆風吹き荒れる予感”指摘の理由とは?

 篠原涼子主演ドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系)の視聴率が伸び悩んでいる。

 同ドラマは13年前に放送当時、平均視聴率20.2%、最終回26.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した大ヒット作だ。近年連続ドラマ視聴率の低さが視聴率三冠王の足を引っ張る同局。夢よ、もう一度とばかりに4月から新シリーズ放送を決断した形だ。

 ところが、折からの新型コロナウイルス感染拡大防止のため、三密を避けるべくドラマスタジオ収録、ロケ休止となった。そのため初回放送は延期の憂き目に。

そこで「春子の物語 ハケンの品格2007特別編」と銘打った特別編を制作、4月15日にスタートさせた。

「最初は新シリーズの宣伝的な要素が強かったんです。前シリーズのファンとともに新しい視聴者を掘り起こせれば一挙両得という作戦だったんでしょう。狙い通り、初回平均視聴率は10.5%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)と2ケタを記録しました。時給3000円の“スーパーハケン”に扮した篠原と大泉洋との舌戦、今は亡き白川由美や松方弘樹ら懐かしい顔が脇を固め、もっか子育てで多忙な加藤あいのフレッシュな魅力が炸裂するエネルギッシュなドラマとなり、5月27日まで放送を延長し、最終回まで全話を放送することになりました」(テレビ誌記者)

 編集して放送した「JIN-仁-レジェンド」(TBS系)など他局のドラマが好視聴率だったことで、イケイケドンドンとなった。

 ところが、肝心の数字がついてこなかった。4月29日放送の第3夜(4月29日)に最高視聴率11.4%をマークしたものの、他の放送日は9%台止まりで推移しているのだ。

「10年ひと昔とはよく言ったもので、今、求められているドラマとは違うということでしょう。とにかく押しが強くてうざい、うるさいキャラがてんこ盛り過ぎる。リアルな世界では不要不急の外出を自粛させられ、商店は軒並み営業を自粛、街中には人気もなく、倒産が相次いでいる。気分転換どころか憂さ晴らしすらできない状況です。せめてテレビでは日常を忘れたい、癒やされたいと思うのが人情ですが、このドラマの売りは派遣社員と正社員の対立や非正規雇用の厳しい現実を描いてばかりで救いがない。コロナ禍で失業したり、雇い止めにあったりしている人たちは目をそむけたい現実にしか映らないかもしれません。篠原のドヤ顔、上から目線、やたらキャンキャン吠えるパワハラ大泉、泣きついてばかりのダメダメ女子、加藤とそれぞれが芝居がうまいだけによけい視聴者には抵抗感がある気がします。自己主張の過ぎるドラマは期待されてないんだと思いますよ」(芸能ライター)

「ハケンの品格」新シリーズにも、逆風が吹く可能性は高そうだ。

(塩勢知央)

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