芸能
Posted on 2013年08月27日 10:00

松田聖子「あまちゃん感動シーンに激ギレ猛抗議」(2)ドラマは“権利物のかたまり”

2013年08月27日 10:00

 いったいどこに聖子を怒らせたポイントがあるというのか。

「聖子サイドが問題視したのは『ぶりっ子の語源は聖子』という部分だったというのです。アーティストとしての活動を優先しているだけに、いまさら過去のイメージを掘り起こされては困るということのようです」(前出・ドラマ関係者)

 一般的にテレビ局にとってドラマはドル箱と呼ばれている。本放送後はタダで再放送を繰り返せるからだ。

 民放局プロデューサーがこう続ける。

「その一方で、ドラマは『権利物のかたまり』とも言われ、挿入歌の著作権、映り込むポスターの人物の肖像権、コップや商品の小道具に至るまで、あらゆる権利関係を本放送前にクリアにするのが常識です」

 では、NHKは「あまちゃん」において、聖子サイドにお伺いを立てなかったのだろうか。

 前出・ドラマ関係者はこう答える。

「ご存じのとおり、作中には80年代の懐かしの楽曲、替え歌、その他の小ネタやパロディがオンパレードなだけに、細心の注意を払っています。朝ドラ史上類例がないほどの権利処理料が発生していると言われるほどです。ジャケット写真の使用ぐらいなら、レコード会社に許可をもらえば済みますが、映像を使っているのですから、当然のように聖子ちゃんの事務所には事前に許諾を得ています。ただ、セリフのフレーズ一つ一つまでいちいちお伺いを立てていたら台本が追いつかなくなってしまう」

 しかし、それでは不十分だったようだ。

「聖子クラスになると、本人出演はなくとも、ドラマや番組でのセリフや名詞としての『聖子』の扱われ方を事前にチェックする必要が出てきます。『ぶりっ子』以外にも『うそ泣き』、過去に浮き名を流した男の名前もNGワードです。何より聖子にとっては、自分はまだ“現役”という意識が強い。過去の曲や話題で食べるつもりはないというアーティストとしての高いプライドがこの騒動の背景にあるのではないでしょうか」(前出・民放局プロデューサー)

 まさかの冷や水を浴びせられたことで、NHKの担当部署は「じぇ」の声も出ないくらい沈んでいるという。

「ドラマの収録はすでにクランクアップしたものの、能年ちゃんも『あまちゃん2』をやりたいと言っていたほどで熱気は消えていません。局内でも放送後の特番のほか、岩手でのファン感謝祭など『あまちゃん』関連のイベントや企画が次々に立ち上がっています。レコード会社などからもさまざまな企画が持ち込まれており、まさに『あまちゃん祭り』の真っ最中なんですが‥‥」(前出・ドラマ関係者)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月22日 20:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月17日 20:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月24日 20:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク